PHOTO YODOBASHI
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OUTDOOR CAMP STYLE 2023 In 山中湖
会場レポート
石井スポーツ最大のアウトドアイベント「OUTDOOR CAMP STYLE」。今年6月のサッポロテイネでの開催に続き、10月7日(土)〜8日(日)の2日間に渡って開催された「OUTDOOR CAMP STYLE 2023 in 山中湖」の様子をフォトヨドバシ編集部がレポートします。
「OUTDOOR CAMP STYLE」は、2022年に新しく誕生した石井スポーツ主催のアウトドアイベント。テントやキャンプギアの即売会をはじめ、さまざまなメーカーが集まって「アウトドア」に関するコンテンツや体験イベントを並べる見本市です。開催場所は山梨県・山中湖交流プラザきらら原っぱ会場。昨年に引き続き、藤巻亮太さんが主催する野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI」とコラボレーションし、山中湖のほとりに沢山の人を集めました。
アウトドアやキャンプに関連した人気ブランドが一堂に会する
会場にはテントやキャンプギアといった製品はもちろん、カメラ・レンズ、バイク、自転車、釣り、ひいてはドローンにラジコンなどまでもがすらり。また、さまざまな体験型ワークショプや即売会を行っています。
その中でも目玉となるのはやはりテントエリアです。これは石井スポーツのこだわりで、山岳用からソロ用、ファミリー向けまで100張以上の様々な形や大きさのテントを一度に見ることができます。それだけでもワクワクしますが、やはり実際に設営されているテントで、高さや形、奥行き、椅子の座り心地やフィット感は、見て触って体感したいもの。これだけのテントが並ぶのはアウトドアキャンプスタイルだけ!
カメラ・レンズ・用品エリアには、ソニー、キヤノン、ニコン、フジフイルム、OMデジタルソリューソンズ、タムロン、シグマ、パナソニック、ゴープロ、インスタ360、カセ、エツミ、マンフロット、ギンイチ、ハクバ、レオフォト、ケンコートキナーといった国内外の主要ブランドがずらり。タッチアンドトライはもちろんのこと、最新モデルの無料貸し出し、即売会、プロカメラマンを招いての撮影講習などが行われていました。富士山や山中湖を背に各メーカー最新モデルの試写ができるのです! 贅沢!
子供達、ファミリー層で終始賑わっていたチャムスのブース。切り抜き、ペイントしてオリジナルのキーホルダーが作れるアクティビティも盛況でした。対して宮沢模型株式会社のブースは大人の男性に大人気。この対比が面白い。
ノースフェイス、ホールアース、アクの即売会が大好評でした。中にはアウトドアキャンプスタイルでしか買えないアウトレット品なども。掘り出し物を見つけた方はラッキーでしたね。
見て、触って、体感できる!
会場内の各ブランドのブースは商品紹介だけでない、バラエティーに富んだ出展形態ということもあり、それぞれに用意された体験プログラムもおのずと多種多様な趣に。そのいくつかをご紹介しましょう。キャンプギアを使って実際にポップコーンを作る体験は子供たちに大人気でした。他にもフライフィッシング的当てゲームやキーホルダー作り、ドローン飛行体験など、どのエリアでもさまざまな体験プログラム・アクティビティが用意されていました。それぞれの参加者も子供から年配の方までと幅広く、とにかくみなさん楽しそうだったのが印象的でした。
プロカメラマン指導のもと、ロケーションを贅沢に利用したモデル撮影会。他ではなかなか得られない体験かもしれません。
今回初出展となったBMWモトラッド。バイクのパニアケースに、笑っちゃうほどキャンプ用品を載せていこう!といった趣旨でブースが展開されていました。アウトドア向けバイクの展示・販売も。バイクの引き起こし体験などは、子供から大人まで夢中になっていました。
富士山を背景に、大人も子供も笑顔いっぱいの一日
このイベントで何よりも印象的だったのが参加した人たちの笑顔。子供からご年配の方まで、みなさん本当に楽しそうでした。そもそもがバラエティーに富む出展形態で、そのうえどのブースも本気で趣向を凝らしたブース作りをしているのもあって、必然的に幅が生まれるのでしょう。どの年代にも響くものがこのイベントにはあったのだと思います。富士山を望む山中湖のほとりでいただく富士宮焼きそばやビールの美味しさといったら。恵まれたロケーションは、このアウトドアキャンプスタイルの魅力のひとつでしょう。
今年も野外音楽フェス、藤巻亮太さん主催の「Mt.FUJIMAKI 2023」が同時開催ということで、時々フェスの音楽が聞こえてくるのですが、これがまたこの会場の雰囲気作りに良い方向に作用しているように思いました。
広々とした自然のなか、音楽に包まれながら、いろいろな遊びを体験する。あたらしい道具やホビーを手に入れて、次のお休みがまた楽しみになる。そんな楽しい循環のきっかけとなるイベントだったと思います。今年来られなかった方は、ぜひ来年。ドライブを楽しみながら、富士のふもとまで遊びにきてください。
( 2023.10.11 )