PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
4群2枚目 レンズ設計のその果てに
第1回 フード首脳会談
フードの未来
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さてそろそろまとめに入りたいと思います。改めてみなさんに質問。 |
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みなさんですね。所長は作る立場じゃないので、ということですね。 |
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順番にお話を伺いましょう。原田さんから。 |
やっぱり格好いいフードがあったら欲しくなりますよ。「ウワーここまでやるか」なんていう心意気を感じたら、私はフードだけでも買う。だから、そういうフードを作りたい。 |
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今日色々と話を聞きながら、まだまだやれることがあるなと思いました。今までレンズのことに集中して考えてきましたが、フードへの意識をもっと高めていこうと思いました。 |
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やはりデザイン性の部分は、まだまだ工夫する余地があると思います。フードを付け替える楽しみとか、そういったところに着目して企画したいですね。 |
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なにかプラスアルファの機能をつけられないかなと思ってます。Z 14-24mmf/2.8 Sにはフィルターを付けるためのフードもついていますが、例えばそういうもの。 |
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Zとしての統一感と矛盾しちゃうんですけど、趣味性の高いものが作れたらいいなと思います。素材にしても、金属やラバーという選択肢もありますし、色々とバラエティに富んだものができるはずです。 |
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どうもありがとうございました。フードをテーマにしたらどんなお話が聞けるか・・・正直「もはや要らない」みたいなことになったらどうしようと思っていたんですが、みなさんのフードに対する思いが聞けましたし、まだまだ発展の余地があるという話になって良かったです。所長、疑問は晴れましたか? |
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えーと、今は皆さんあんまり使っていないけど、「もっと格好よかったら付ける」、ってことで合ってます? |
いや、えーと・・ |
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うーん・・そうかな・・そうかもしれない・・そうだと思う・・ |
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ま、そういう理解でいいでしょう。みんなで魅力的なフードを作っていきましょうよ。 |
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では、最後はこの質問で締めましょう。 |
2022年12月に連載が始まった「新宿光学綜合研究所」ですが、今回が最終回となります。今までご愛読いただき、まことにありがとうございました。この連載がみなさまの写真やカメラへの理解を深め、写真がさらに楽しくなるきっかけとなれば幸いです。
またどこかでお会いできることを願って。
新宿光学綜合研究所一同
- 1群1枚目 設立趣意書
- 2群1枚目 凸に始まり、凸に終わるのであります。- レンズとは、なんじゃらほい
- 2群2枚目 だから「収差」というのです。- とっても収まらない話
- コラム:原田研究員からのメール - 「例のレンズタイプの件」
- 2群3枚目 焦点距離のナゾ- それはいったいどこからどこまでじゃ
- 2群4枚目 エフチの「チ」 - あの数字の並びはいったいどこから来たのか
- 2群5枚目 ガラス作りとコーティング - レンズの要を忘れるべからず
- 2群6枚目 謎の写真用語・説をめぐるアレコレ - あなたは「でっこまひっこま」を知っているか
- 2群7枚目 続・エフチの「チ」 - レンズの開放F値ってどうやって決まるの?
- 3群1枚目 レンズ設計ことはじめ - 設計者の描く理想とは
- 3群2枚目 シミュレータと設計者 - 完成レンズを見通す、見極める
- 3群3枚目 ズーム再考(最高) - そもそもは航空用語だったらしいです
- 3群4枚目 やっぱり単焦点が好き - 「単」とは言え複雑で奥深い
- 3群5枚目 続・やっぱり単焦点が好き - レンズに込められた設計者の想い
- 3群6枚目 「商品企画」というお仕事 - 商品が生まれいづるところ
- 3群7枚目 試作のプロフェッショナルたち (前編) - 設計図と完成品のはざまで
- コラム:原田研究員からのメール - 「交換レンズは3本まで」という法律について
- 3群8枚目 試作のプロフェッショナルたち (後編) - ものづくりの最終工程で行われる試作とは
- 4群1枚目 Zマウントはこうして生まれた - 100年間変えられないことを、考えて、決める
- 4群2枚目 フード首脳会談 - レンズ設計のその果てに
- コラム:原田研究員からのメール - レンズの楽しみ方案内