PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SORI - 新宿光學總合研究所

4群2枚目  レンズ設計のその果てに
第1回 フード首脳会談

フードの未来

1号

さてそろそろまとめに入りたいと思います。改めてみなさんに質問。
「まだフードには発展の余地がある」

PHOTO YODOBASHI

2号

みなさんですね。所長は作る立場じゃないので、ということですね。

1号

順番にお話を伺いましょう。原田さんから。

やっぱり格好いいフードがあったら欲しくなりますよ。「ウワーここまでやるか」なんていう心意気を感じたら、私はフードだけでも買う。だから、そういうフードを作りたい。

原田

今日色々と話を聞きながら、まだまだやれることがあるなと思いました。今までレンズのことに集中して考えてきましたが、フードへの意識をもっと高めていこうと思いました。

町田

やはりデザイン性の部分は、まだまだ工夫する余地があると思います。フードを付け替える楽しみとか、そういったところに着目して企画したいですね。

商品企画・堺

なにかプラスアルファの機能をつけられないかなと思ってます。Z 14-24mmf/2.8 Sにはフィルターを付けるためのフードもついていますが、例えばそういうもの。

メカ設計・今榮

Zとしての統一感と矛盾しちゃうんですけど、趣味性の高いものが作れたらいいなと思います。素材にしても、金属やラバーという選択肢もありますし、色々とバラエティに富んだものができるはずです。

デザイン・今水
1号

どうもありがとうございました。フードをテーマにしたらどんなお話が聞けるか・・・正直「もはや要らない」みたいなことになったらどうしようと思っていたんですが、みなさんのフードに対する思いが聞けましたし、まだまだ発展の余地があるという話になって良かったです。所長、疑問は晴れましたか?

馬橋所長

えーと、今は皆さんあんまり使っていないけど、「もっと格好よかったら付ける」、ってことで合ってます?

いや、えーと・・

町田

うーん・・そうかな・・そうかもしれない・・そうだと思う・・

商品企画・堺

ま、そういう理解でいいでしょう。みんなで魅力的なフードを作っていきましょうよ。

原田
1号

では、最後はこの質問で締めましょう。
「私は、フードを肴に酒が飲める」

PHOTO YODOBASHI

2022年12月に連載が始まった「新宿光学綜合研究所」ですが、今回が最終回となります。今までご愛読いただき、まことにありがとうございました。この連載がみなさまの写真やカメラへの理解を深め、写真がさらに楽しくなるきっかけとなれば幸いです。

またどこかでお会いできることを願って。

新宿光学綜合研究所一同