Panasonic LUMIX DC-GH5S, LEICA DG SUMMILUX 9mm /F1.7 ASPH., Photo by A.Inden

LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. vol.1 vol.2

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樹海に入る
with Panasonic LUMIX DC-GH5S

Panasonic LUMIX DC-GH5S, LEICA DG SUMMILUX 9mm /F1.7 ASPH., Photo by A.Inden

「樹海」と聞くと、日の差さない鬱蒼とした森を想像します。そこから受けるイメージは、生半可な気持ちで撮影しに行ったら最後、もう出て来られないのではという不安すら感じさせる場所です。ところが実際に行ってみると、立ち入れる場所はちゃんと決まっています。むしろ、立ち入ってはいけないエリアが明確に示されていると言った方がよいでしょうか。今回の撮影は青木ヶ原樹海のすぐそばにある無料駐車場を利用し、そこから続く整備された平坦な道をハイキング感覚でゆっくりと進みました。写真をご覧いただくと何だか樹海感たっぷりの場所ばかり並んでいますが、どれも安全な場所からの撮影なのです。ミラーレスに超広角付けっ放しで、家の近所を散歩するような感覚で撮影しました。車が入っているカットは樹海の中を通っている未舗装の林道。こういったアイテムが共存してくれると、探検シーンみたいで気分も盛り上がります。ちょっとした演出をスパイス的に加えてみるのも、組み写真の面白さではないでしょうか。

今回使用したレンズは「LEICA DG SUMMILUX 9mm /F1.7 ASPH.」。本レンズはもちろんのこと、最近の超広角は収差をうまく処理して、超広角特有の歪曲収差をうまく抑えています。加えて、明るい開放値を活かすために、開放でのボケ方まで考慮してレンズ設計をしているようです。カメラの構え方次第で如何様にも自在にフレームすることができました。超広角は使いこなしが難しいというイメージはもう昔のこと。今となっては、手に取りやすい画角のひとつになってきました。

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