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ニコン Z 特集 - 堪能!Zの世界

2018年秋、ニコンからフルサイズミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」が満を持して登場しました。マウントはなんと新規。内径55mm、フランジバックにいたってはわずか16mmというとんでもない規格です。その覚悟たるや、、、「Z」という文字には「究極」という意味もありますが、案の定すごいことになりましたよ。送り込んできたのは何と二台。カタログにいきなり二台ですよ。主な違いは画素数、連写能力、高感度性能くらいのもので、外観はカメラ名称のマーク以外全く同じ。今や大盛況のフルサイズミラーレス市場では老舗のニコンといえども後発ですから、まずは一球様子を見るじゃないですか。にもかかわらず持ち玉二球をズドン!ですよ。二コンといえば、つい昨年100周年という大きな節目を迎え、PYでもその「血統」について考察したところでありました。そしてそこから次の100年を進む大きな一歩を、ニコンは「Zシステム」で力強く踏み出した。感材がデジタルに変わりミラーレスも登場。そんな節目を見てきた私たちです。そして今、ニコンの新マウントデビューというこれまた大きなイベントをリアルタイムで経験している。つくづくラッキーだなと思うのですよね。

「史上最高画質」のZ 7と「オールラウンド」のZ 6、ズバリどっちを買ったらいいのか。我々もお伝えした通り、それぞれの良さがあり単純比較はできませんし、どちらを買っても別格の光学性能を誇るNIKKOR Zが遺憾無く本領を発揮し、モニターを見るたびに驚きを隠せぬ日々が待っています。夢が叶うのなら二台とも欲しい。そして片方を買ったらもう片方も欲しくなる。それほど、佳いシステムなんです。本特集では、実写やインタビューなどを通して、「Z」の世界を堪能しその魅力に迫ってまいります。既にめでたくZを迎えた方も、まだの方も、どうぞお付き合いくださいませ。え?「輪っか遊びはないのか」ですって?ご安心ください。たっぷりとご用意いたします。その名も「マウントアダプター千本ノック」(千本は喩え)。こちらもどうぞお楽しみに。

(取材協力)
株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン