PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

SONY RX100 VII / SHOOTING REPORT

ソニーのRX100が7型に発展。6型でテレ端が200mm相当まで伸びたことに驚きましたが、その他のアップデートも多岐に渡り、もはや「全部載せ」といった様相でした。このうえ1年2ヶ月程度で新型を送り込んでくるのですから、一体何を変えるの?とプレスリリースを覗き込んでみれば、映像(動画)方面の使い勝手について事細かなアップデートがなされたようです。RX100シリーズについては、初代から4型と6型を除いて個人的に購入し使ってきました。テレ端が伸びたモデルは実は今回が初対面。このシリーズがどのように発展してきたかを踏まえつつ、本モデルを紹介したいと思います。

( Photography & Text : K )

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

TELEPHOTO

正直なところ200mm相当までテレ端が伸びたことについては、歴代モデルを買い重ねてきた身としては「そりゃ便利だろうだけど・・」と、やっかみ半分で見てました・・と申しますのも、初代からの流れで一旦の完成を見たのがEVFを搭載した3型、その完熟版が5型という印象を持っていたのですね。もちろんこれはスチル嗜好の私にとっての話です。6型からは少しこれまでと方向性が変わり、5型で満足していた私は静観していました。さて、ここからが皆さまお待ちかねの(?)予定調和な展開です。使ってみるとやはりテレ端200mmは面白い! センサーサイズを考えるとレンズの開放F値は大変重要です。明るければ明るいほどありがたいのですが、、それでもこのボディサイズで200mm相当の画が手にできるのは痛快極まりない! ん〜、、触るとやはり欲しくなります。

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

正直なところ、テレ端はもう少し甘いかなあと思っていたのです。このボディサイズにマウントされるレンズですから。いやいや、必要にして十分。感心しました。RAWの画を見ても、色収差などはよく抑えられていると感じます。

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

突発的に遠くを手繰り寄せたいシーンは結構あって、小さなボディ1つでこれがまかなえるとなると本当にありがたい。


SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

スーパーなメイン機、スーパーなサブ機。

センサーサイズが1インチ。スマートフォンの画より断然クオリティは高く、大きなセンサーを搭載するカメラに条件次第で肉薄。そしてカバンはもちろん、ややもするとポケットに入れて持ち歩けるコンパクトさ。特定の目的や、プロフェッショナルニーズはさておいたとして、殆どの撮影ニーズで満足させてくれるカメラのように感じます。その上、手にできる画角は24mmから200mm相当。EVFまで内蔵で備え、しっかり被写体と対峙もできる。街でこのカメラを提げていれば、さながら遊撃手。縦横無尽にシーンを捉えられると思います。6型に比べればコマ速が落ちましたが、ブラックアウトせずに秒間20コマの撮影が行えるなど圧巻としかいいようがありません。

挙げ句の果てに、4Kでかなりのレベルで手ブレ補正が効きます。実際に試してみましたが、スタビライザーに載せた画とまではいかないまでも、画面酔いを誘発するような画にはなりません。タッチパネルからアクティブに被写体をトラッキングし続ける機能など、映像機能についてもてんこ盛り。最低感度が標準でISO100、拡張でISO64にまで下がったのも朗報です。また今回マイクジャックまで搭載され、これ1台でそこそこの映像撮影も行えてしまうのですから恐れ入ります。

見出しのとおり、ある意味スーパーなメイン機にもなり、サブ機としては間違いがないという印象です。

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

画角の制約が少ないというのは素晴らしい! ズームレバーの操作はレンズ倍率がそれなりで慣れが若干必要でしたが、いやあ楽しい。

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

これは何という物なのでしょうか。疎くてわからないのですが、スケートボードのような、ローラースケートのような。ファインダーがブラックアウトしないので、動き物をテレ側で撮るのにフレームが楽です。

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

初代からずっと変わらない印象ですが、なかなかの解像力を誇ります。階調再現も毎度感心させられるのですが、ハイライト側もシャドー側も実によく粘る印象です。

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K

ざっと20m近くは離れていました。街撮りでテレ端が伸びるのは面白いですね。

SONY Cyber-shot DSC-RX100M7, Photo by K


PHOTO YODOBASHI

欲張って、各方面で成立している凄さ。

スチルでファインダーを覗き、ちょっとフレーミングに身を投じる。手荷物が多く、なるべく身軽な旅にメイン機として持ち歩く。カメラとして一台欲しい、そして満足したい。いつも持ち歩くスーパーサブ機のようなカメラが欲しい。・・・RX100M7はかなりオススメです。私がオススメする理由として最も大きいのは、EVFが搭載されているという点です。これだけでしっかりとフレームがしやすいのです。やはりズームレンジが広いこともオススメしたい理由の1つです。ともかく、一台持っていれば間違いがない、そんな印象です。

凄いなあと感じさせられるのは、マイクジャックを搭載したり、最低感度を下げ、手ブレ補正機構やトラッキングなど、いわゆるYoutube等の映像ニーズをきっちり作り込んで搭載してきた点です。初代から映像にも強いカメラではありました。ただ、ここへきて欲張りにも磨きがかかってきた印象。それでいて、各方面でちゃんと「使える」カメラに仕上がっているのですから大したものです。

( 2019.09.01 )

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最新バージョンのRX100。7型では、元々高いレベルであったスチル機能に加え、動画機能も大幅に強化されました。リトルα9ともいえるハイスペックカメラをどうぞあなたの手のひらの上へ。

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動画撮影にぴったりのシューティンググリップにマイクなどをマウントする際のブラケット、スペアのバッテリー1個(本体添付と合わせて計2個)をセットにしたお得なパッケージ。

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バッテリーとコンパクトな充電器がセットになっています。充電は本体で直接となりますから、スペアバッテリー用に充電器もあると、2本同時に充電いただけます。

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エクストラハードコートが施され、ガラスと同レベルの9Hの硬度となった保護フィルムです。大切な液晶モニターをしっかりと保護します。

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ブラックのレザーケース。高級コンパクトだからこそ、これだけ高品位なケースが用意されています。ボトムケースだけでも様になります。

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こちらはブラウンのレザーケース。よりエレガントな印象です。

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