PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SONY Xperia 1 IV

  • 光学望遠ズーム
  • ZEISS
  • 4K 120fps
  • 本格UI

Xperia 1 IVの最大の特長は、カメラ専用機と同じ構造を持つ本格的な光学ズームレンズを搭載していること。望遠85mm相当から125mm相当までをカバーしており、全域でシームレスなズーミングが行えるのはもちろん、好きな画角で画質劣化のない望遠撮影を楽しめます。望遠カメラの他には、超広角16mm相当と広角24mm相当を搭載。画素数は1220万画素で統一され、また全てのアウトカメラでリアルタイムトラッキングや4K120fpsの動画撮影が行えます。いずれのカメラも同列の扱いですから、同じテンションで撮影を行うことができるのも魅力です。

アウトカメラ 超広角 (16mm)1220万画素 / F2.2
広角 (24mm)1220万画素 / F1.7
望遠 (85mm-125mm)1220万画素 / F2.3-2.8
インカメラ 1220万画素 / F2.0
ディスプレイ 6.67インチ / 有機EL

Photo Gallery

望遠カメラ

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

先ずは望遠カメラから見ていきましょう。上のカットは、ほどよい距離感を保ちながら被写体の自然な表情を引き出したいと85mm付近で撮影した一枚。肌の描き方にまず驚いたのですが、背景になったススキの奥行感も良いでしょう?ボケた背景に切り抜いた人物画を貼り付けたような描写ではなく、もはや専用の望遠レンズで撮影したかのような写りです。また、望遠カメラは85mmから125mmまでの間を自由に行き来できる光学ズームを搭載しているため、単調になりやすい人物撮影も作画の幅が広がります。

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

明暗差がありスマートフォンでは難しいシチュエーションですが、明るさを微調整することでよい雰囲気に仕上がっています。

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

望遠ズームのテレ端による遠景の描写です。静かな夕暮れの川面や空を柔らかなトーンで描写しています。


動画(4K 120fps)

4K120fpsで撮っておくことで、より高画質で滑らかに動く映像を記録できます。本来なら三脚に固定して録画すべきところですが、手ブレ補正の効果のほどを確かめるためあえて手持ちで撮影しています。若干の手ブレは生じていますがよく抑えられている印象です。


動画(スローモーション)

スローモーション機能を使用すると、美しいスロー映像を簡単に生成することができます。動きの確認をしたい時などにも重宝するでしょう。


広角カメラ

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

広角カメラは24mm相当の画角が得られます。24mmといえば標準ズームのワイド端に含まれる焦点距離。使い手に富む画角であるのはご周知の通りですが、情報量が多くなる利点を活かした撮影にもうってつけです。夜の街なんか特に面白そうと持ち出してみましたが、強力な手ブレ補正が撮影をサポートしてくれるので、静と動を一枚の画の中に納めるこんな表現もお手の物です。

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

さざめく水面に写り込んだ雲、川岸の葛(くず)の陰影も見事に描いています。いや、たいしたものです。

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

こちらは広角24mm相当から50mm相当にデジタルズームによりクロップして撮影しています。もちろん画質は多少落ちるもののスマホの画面で見るサイズなら質感描写に違和感はありません。


超広角カメラ

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

16mm相当の画角は目の前に広がる景色を丸ごと写し取ってくれます。淡い空のグラデーションも見事な描写です。

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

遠いところや近いところの枝葉を隅々まで高精細に描写しています。発色も申し分なく、逆光が透けた部分や影になっている部分も見たままに再現してくれました。

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

 


Top Feature

SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

強烈な逆光によりフレアやゴーストが出ていますが、それも幻想的なシーンの味付けになっています。こんな条件でも描写が破綻することなく粘り強く写るのはさすがです。


User Interface

タップしたところにピンポイントでフォーカスを合わせ続けてくれるオブジェクトトラッキングは精度が高く、ピントが浅くなる望遠レンズを使用した際に威力を発揮します。動きの大きな被写体でも確実な結果をもたらしてくれました。

側面に配されている物理シャッターボタンを長押しすると、素早くカメラ機能が起動しBASICモードで撮ることができます。シャッターボタン表面は、視認しなくても指先の感覚で識別できるようデザインが施されており、咄嗟の撮影でも撮り逃すことがありません。

BASIC以外のモード選択は円盤上で切り替えが可能です。今回はスナップ撮影がメインだったこともあり、シャッタースピードをカメラ任せにしたPモードが重宝しました。露出と画角だけに集中できます。


SONY Xperia 1 IV, Photo by Z II

まさに小さくなった「SONY α」

Xperia 1 IVの驚くべきは、僅か厚さ8.2mmの薄い本体に85mm-125mm相当の光学ズーム組み込まれていることです。この構造の説明を何度見ても、正直「一体どうなってるの?」と首をかしげるほど。光学ズームレンズを本体に組み込むことでシームレスに画角を調整できるだけでなく、クロップしなくてすむので無理に画素数を上げる必要もない。結果、消費電力の節約にもつながるのではと想像します。もちろん画質の劣化もなくボケも自然。ツァイスレンズも相まって、表現するところまでリーチ可能なカメラであると実感しました。設定を詰めていく作業は他のスマートフォンカメラではなかなか味わえないものですし、どこまでも撮り手に従順。このような点も本機ならではの魅力でしょう。また本機には、デジタルカメラSONY αシリーズでも馴染みのる、高度なオートフォーカス性能が惜しみなく受け継がれています。動く被写体においても失敗とは無縁。サイズを小さくしたαの上位機種と感じたほどです。Xperia 1 IVは、SONY αシリーズの魅力がぎっしりと詰まったスマートフォン。SONY αシリーズのユーザーはもちろん、主な被写体が人物や風景といった方にはベストチョイスな一台かと思われます。

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