PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

Apple iPhone 13 Pro

  • 3眼
  • 光学77mm
  • マクロ
  • RAW

iPhone 13 Proはトリプルカメラ(超広角、広角、望遠)を搭載し、3つのカメラはいずれも有効画素数1200万画素(4032×3024ピクセル)の写真を撮影することができます。望遠カメラは本モデルから光学3倍の77mm相当へとアップし(12 Proは光学2倍・52mm相当)、遠くのものをより大きく引き寄せられるようになりました。さらには、被写体から2cmまで寄れるマクロ撮影に対応し、手動でのモード選択の必要もなく自動でマクロモードに切り替え。また、RAWデータでの撮影にも対応しているので、撮影後に画質の劣化を抑えた画像処理を行うこともできます。

アウトカメラ 超広角(13mm) 1200万画素 / F1.8
広角(26mm) 1200万画素 / F1.5
望遠(77mm) 1200万画素 / F2.8
インカメラ 1200万画素 / F2.2
ディスプレイ 6.1インチ / オールスクリーンOLED

Photo Gallery

広角カメラ(26mm相当)

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

守備範囲の広いメインとなる広角カメラ(26mm相当)の写りから見ていきましょう。手前にあるのはガラステーブル。向こうの景色から左手前にある木までくっきりと反射しています。距離的にさらに近い窓ガラスに書かれた文字は言わずもがなですね。丁寧に磨かれたテーブル面の艶感からその質感まで見事に再現しているではありませんか。そして何より緻密な解像力には目を見張るものがあります。超高画素を謳うスマホが出てきている中、1200万画素は控えめなスペックに感じるかもしれませんが何せこの写りです。センサーサイズとのバランが良好なのでしょう。

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

こちらはRAWデータで撮影した未加工のカット(広角26mm相当)になります。スマホのAIによる画像処理がなされていない、いわゆる素のレンズの写りを確認するためです。室内ですがご覧の様に光がそれなりに回っている中、フォーカスした像の立体感がよく出ていますね。絞りは開放のF1.5ですから広角カメラでもぼかすことができます。

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

精巧に作られたミニチュアのサーフボードをパチリ。ガラス越しですがしっかり解像し、ボケもとても滑らかです。ボードのエッジのフォルムまでがきちんと伝わってきます。


超広角カメラ(13mm相当)

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

超広角13mm相当での撮影になります。超広角特有のパースがつくので、ひとつ前のカットの撮影位置から若干移動していますが26mm相当との画角の変化はお分かりいただけるでしょう。被写界深度が深くなるので背景のボケは後退します。


望遠カメラ(77mm相当)

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

広角、超広角ときてこちらは第三の瞳となる望遠カメラ(77mm相当)での撮影です。この望遠カメラの何がよいのかと言えば、光学で77mm相当の撮影ができること。デジタルズームではないので1200万画素がフルに使えるから画質が落ちない。フォーカスした船の電飾までキリッと解像しているのがわかります。やんわりとフレアが現れていますが、これだけ大胆に夕陽を入れた割には破綻はしていません。画全体としてはむしろ雰囲気が出ているようにも感じます。また輝度差が大きいにもかかわらず明暗バランスよく描き込みながら、オレンジ色の発色もバッチリ。カメラ任せでこのクオリティには感心させられます。画角的にポートレート撮影にもかなり重宝することでしょう。


マクロモード

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

マクロモードで撮影するとレンズ前2cmまで被写体に迫ることができます。ただ実際そこまで寄り切るとiPhone自体の影が邪魔になることもしばしば。こちらのカットも寄り切れてはいませんが、なかなかの迫力ですよね。被写体との距離が12~13cmぐらいよりも近くなると、広角カメラから超広角カメラに切り替わっているようです。撮影時の画角は26mm相当をキープしているので、デジタルズームを活用して切り出す仕組みなのでしょう。それにしても2cmまで寄れるとは、いろいろ遊んでみたくなりますね。


RAW撮影

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

ちなみにRAWデータで撮影するとレンズ前12cmあたりまでの接近が限界のようです。とはいえ、こういった被写体では十分に寄り切れている仕上がり。RAWのストレートデータで後処理は施していませんが、コントラスト、色味、もちろん解像感も申し分なしです。


ナイトモード

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

金属のオブジェがきちんとクリアに描写されています。ISO400になっていましたがノイズはまったく気になりません。こういったシチュエーションでライトが入り込むと滲んだ感じになりやすいのですが、そんな心配もなさそうですし、余計なことは考えずにiPhone任せでまったく問題ないでしょう。センサーシフト光学式手ぶれ補正の効きも上々です。


Top Feature

iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

望遠らしい切り取り感のあるカットもいいですね。1200万画素を活かして光学77mm相当の撮影が可能なので、画質が低下する心配もありません。せっかく大きく撮れるのですから、いい画質で残せるのはありがたいですね。もし被写体の形をデフォルメすることなく撮りたい時には、望遠カメラでの撮影がおすすめです。


RAW撮影

RAW撮影のUIです。

シャッターボタン隣の縦のゲージが露出補正です。

画像処理でアンダーにしてレンガ調タイルをシャドーに。ハイライトも抑えてみました。

電球色を抑えて、クールな印象に。いかがでしょうか。


iPhone 13 Pro, Photo by A.Inden

RAWで残せる。iPhone画質はとにかく簡単。

RAWデータで撮影できるということで撮影後に画像処理を施したものの、JPEGで撮ったものもなかなかよく手間いらずで全然いいじゃないというシチュエーションも正直ありました。カメラ任せでこんなにきれいに撮れるなら、余計なこだわりはもはや無用かなとも感じたり。。。とはいえ、RAWデータで画像処理ができるということは、いちカメラ好きにとっては大変魅力に感じます。スマホカメラもマニュアルで行けるの?RAWは?となってしまう性分ですから。それにしてもご覧いただいた通り、細かい設定をしなくてもよく写るものです。スマホ自体の黎明期から存在感のあるブランドなだけに、その歳月の中でカメラの性能もしっかりと磨き込んできた証だと思います。もはやこれは、誰もがきれいな写真を簡単に撮れてしまう“iPhone画質”と言ってもいいかもしれません。

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