PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
Samsung Galaxy M23 5G
- 3眼
- 5000万画素
- 高感度性能
- マクロ
背面に3つのカメラを搭載したサムスンのスマートフォン。最大で5000万画素を誇るメインカメラの他に、目に映ったシーンをそのまま切り取ったような撮影ができる123度の超広角カメラ、細部まで鮮明に撮影できるマクロカメラといった異なる性格のカメラを使い分けることができます。画素数も魅力ですが、Galaxy M23 5Gの 最大の特徴は撮影した画像の保存。内蔵ストレージは約128GBと大容量。さらにMicroSDカードを挿入すれば（2枚のnano SIMカードと同時に挿入可）、最大約1TBのストレージを追加できます。スマートフォンとしてはリーズナブルな製品ですが、カメラとしての機能は必要にして十分。全てのカメラで美しい写真を撮ることができました。
| アウトカメラ | 超広角 | 800万画素 / F2.2 | ||
| 広角（メイン） |
5000万画素 / F1.8 |
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| マクロ | 200万画素 / F2.4 | |||
| インカメラ | 800万画素 / F2.2 | |||
| ディスプレイ | 6.6インチ / TFT | |||
Photo Gallery
広角カメラ
メインの広角カメラで約5000万画素のモードで撮影。通常の撮影モードでは、4つの画素を1つの画素として扱うため約1200万画素で保存されますが、上部の画面メニューより「50MP」を選ぶことで5000万画素の撮影モードになります。日没後の低照度での撮影ですが、波の表情が綺麗に再現されています。
5000万画素で撮影。細かな葉の一枚一枚まで見分けることができ、レンズ解像度も十分5000万画素に対応しているのがわかります。ただ四隅は画像が若干流れる傾向が見られるので、気になる方は四隅に複雑なモチーフを入れるのを避けた方がいいでしょう。
何も考えずにカメラ任せで撮影。気持ちいい写真です。この手軽さがスマートフォンの最大の魅力ではないでしょうか。
車のツヤっとした塗装感、少し濡れた路面、細部まで潰れていない自転車の描写。メインカメラは4つの画素を1つの画素として扱うことで光を多く取り込むことができ、暗いシーンでも階調が豊富な写真を撮ることができます。
デジタルズーム
デジタルズームで約4倍まで拡大して撮影。センサーがクロップされた状態でも約1200万の画素数を保っています。デジタルズームは画質が落ちることが懸念されますが、4倍であれば全く問題ないですね。階調も十分豊富で逆光の難しい条件ですが、美しい写真が撮れました。
ズームの範囲がわかりやすいように広角1倍で撮影しました。赤枠が4倍、青枠が10倍です。液晶での操作だけで素早く画角を変えることができます。
デジタルズームで最大10倍まで拡大して撮影しています。 流石に画質は落ちていますが、この迫力ある画は捨て難いです。
超広角カメラ
人間の視野角と同等の123度の超広角は、目で見える範囲を全て捉えることができます。超広角ですが直線が気持ち良く伸びていて歪曲はほぼ感じられません。
太陽を画面に入れての撮影です。いい具合に派手なレインボーが出たので入れてみました。撮影時に大きな液晶で画を確認できるため、フレアーなどもアクセントとして使って見ると面白いです。ほんの少し振るだけで、このレインボーは消え、クリアーな画に変わりました。
マクロカメラ
マクロモードで、最短撮影距離3cm付近で撮影しました。広角カメラでもある程度寄ることができますが、グッと寄りたい時にはマクロカメラがあると安心です。約200万画素と画素数は小さいですが、ハガキサイズくらいまでならプリントしても十分な画質です。
Top Feature
デジタルズームはセンサーをクロップすることで拡大するため、どうしても画質が荒くなる傾向が見られました。Galaxy M23 5Gのメインカメラのセンサーは5000万画素ありクロップしても十分な画素を担保できるためか、4倍ぐらいまでは、全くといっていいほど画質が変わらなく撮影できました。大きな液晶で確認しながらズーム機能を使いサクサクとシーンを切り取っていく感覚は、新たな撮影スタイルが誕生したように感じました。
User Interface
RAW撮影はできませんがプロモードを選ぶことで、ホワイトバランス、フォーカス、露出補正、シャッター速度、ISO感度を任意に設定することができます（絞り値は開放固定）。「W」は広角レンズを表していて、ここに触れるとデジタルズームが可能になります。
デジタルズームの表示。1倍から10倍まで細かく設定できます。
5000万画素の撮影画面です。左のメニューの上から2番目で設定できます。
トップ画面で「その他」を選ぶと、さまざまな撮影モードを選択することができます。今回作例で使用した「プロ」モードや「マクロ」モードも、こちらから選択することが可能です。
動画から切り出して写真にしました。ここまで綺麗に切り出せるなら、動きが速い被写体は動画で撮っておくのも一つの方法ではないでしょうか。
撮りたい時に自由自在に撮る
先日参加した結婚披露パーティーのケーキ入刀の際、みんなが一斉に取り出したのがスマートフォン。暗い店内、ローソクの灯りとかなり難しい光で、デジタルカメラで撮影するには設定に悩むような条件でしたが、皆さん悩むことなくその場の雰囲気を楽しみながら撮影していました。スマートフォンの進化は早く、気がつくとどんな条件でも美しい写真が撮れているようになりました。そしてGalaxy M23 5Gのように画素数が増えたスマートフォンは低照度化での画質が画期的に進化したように感じます。大きな液晶で自由自在に撮る感覚は本当に楽しく「もうスマホでいいじゃない」と何回思ったことか（笑）。Galaxy M23 5Gがあれば、いい写真がいつでも気軽に楽しめるのですから。
