PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SONY RX100 Mark II / SHOOTING REPORT vol.1 vol.2 vol.3

登場するやいなや、その機能性と高画質からハイエンドコンパクトの急先鋒となったRX100。レンズ交換式までは必要ない/あるいは大きくて持ち歩けないという方に最適な選択肢として、老若男女・初心者からベテランまで、広く受け入れられてきたモデルです。元々バランスに優れたボディですから、マークIIとして生まれ変わる本機も多くの部分は前モデルを継承しています。大きな変化は、センサーが裏面照射型になったこと。使い勝手の面ではチルト式になった背面モニターや、マルチインターフェースシュー/Wi-Fi機能の搭載などがあげられるでしょう。レンズやセンサーサイズ・画素数などに変化はないわけですから、これらのアップグレードがどんな変化をもたらしているのか気になりますよね。ひとつひとつ、確認して行きましょう。

( Photography & Text : FourtyEight )

裏面照射型センサーの搭載で高感度耐性は著しく向上

今回搭載される裏面照射型CMOSセンサーは、1インチサイズとしては世界初のもの。元々小さなセンサーに用いられてきた技術で、低照度のシーンなどにアドバンテージがあるはずです。というわけでまずは暗いシーンから…と撮ってみたのですが、上の写真をご覧になっていかがでしょうか。ISO12800、テレ端・開放での撮影です。驚くべき写りですよね。これほどの高感度になれば通常はノイズが見られたものではないのですが、背面液晶で一見した段階で気になる部分がなく「十分使える」と思ったほどです。同じ条件でISO3200の設定でも撮影していますが、全体像を見比べる分にはまったく遜色ない印象でした。

一部を拡大して見てみましょう。実寸大より少し小さい(75%)サイズです。
こうして比較してみると、ISO12800ではやはりディテールが失われていることがわかりますね。エッジが少し崩れていますし、ISO3200では壁面の描写がよりスムースです。拡大すればこのあたりの違いは顕著なのですが、一枚の写真として眺めた時に大変うまくまとまっているのが本機の卓越性といえるでしょうか。ISO12800も、状況に応じて十分に利用価値のある感度であると思います。ISO1600〜3200あたりは常用感度として積極的な利用をしても問題ないでしょう。

これだけ高感度が強くなれば、単純に夜のスナップが楽しくなります。従来モデルでもワイド端F1.8という明るさは暗いシーンに強かったのですが、望遠側にズームしていけば当然開放値は暗くなり、手ブレを抑えるのが難しいゾーンに突入したものでした。レンズを明るくしてこの点を解消しようとすると大きさや重さに無理が生じることは明らかですし、鈍重なボディになってはRX100の意味が失われてしまいます。それならば高感度に強くなればいい。考えてみれば至極当然のことなのですが、手にして使ってみるとまさに腑に落ちるといった感覚です。

感度が上がることで、シャッタースピードを稼ぐのも簡単になりました。少し日の傾いてきたシーンや、ズームして被写体を引き寄せるケース、少し絞りたい場面。感度を上げれば無理のない撮影が可能になります。

アンダー目の露出で生き生きと被写体を描き出してくれるのは前モデルからお馴染み。花も花瓶も質感・立体感に溢れる描写ですよね。光量の乏しい室内でも高感度耐性の良さは活きてきます。


細かな使い勝手の向上がうれしい

使っていて一番便利に感じるのは、チルト式の背面モニターでしょう。自由な方向に動くわけではなく上下に一定角度の範囲内までなのですが、これだけでも撮影のやりやすさは段違いです。子どもや動物と目線を合わせて撮ったり、地面すれすれから狙ったり、逆に腕を高く掲げて人垣の向こうを狙う時など、チルト式モニタが活躍する場面は少なくありません。

また、EVFやストロボを装着できるマルチインターフェースシューの搭載も大きなポイント。これから写真を初めるビギナーの方にはピンとこないないものかもしれませんが、EVEひとつで撮影の臨場感はぐっと変わるものですよね。ストロボが使えるというのも本格的に撮るならば外せない要素でしょう。おそらくこのカメラ、ベテランの方々にもスーパーサブとして選択されているのだと思います。ユーザの声をうけながら製品が育っていくのは、あるべき姿と言えますね。

水面近くから狙ってみました。視線をここまで落とすのはちょっと大人には難しい芸当で、こんなアングルはチルト式のモニタがあればこそ。出し入れには少しコツが要りますが、慣れればどうということはありません。おかげで垂直にも気を使うことができました。

Wi-Fi/NFC機能を搭載し、対応するスマートフォンなどに写真を転送できるようになりました。日々の食事やちょっとしたシーンなど、ブログやSNSにすぐに掲載できるのが便利ですよね。そんな使いかたにピッタリなカメラだと思います。接写はワイド端で5cm〜テレ端で55cm程度。これもチルト液晶をうまく使って上から撮り下ろすように狙っています。

開放値が暗くなるテレ側では大きなボケは期待できませんが、距離や前後に入れるものによって被写体を際立たせることはできます。ちょっと被写体に近づきにくい場面、腕を伸ばしてテレ端で撮影してみました。ここも微妙にチルトが活躍しているのです。


これひとつで事足りる、ポケットに収まる極上の選択肢。

スーツスタイルでも持ち歩けるコンパクトなボディに28mm〜100mm相当のカールツァイスレンズ。定評のある部分は変更せず、新開発センサーやチルト式モニターの搭載によって使い勝手をしっかりとアップデートしてきました。特に高感度耐性の向上は目覚ましく、望遠で手ブレをせずに撮るという使いこなしの難しさを一気に簡単にしてしまうものです。これだけの性能ならば敢えてISOはオートにしてしまって、あとは被写体をどう撮るかということにフォーカスするのが正しい使いかただと思います。前モデルからの変化を中心に見てきましたが、RX100の持つ魅力に変わりはありません。コンパクトカメラとしては少し大きめのセンサーを搭載し、小さなボディに機能性と高画質をバランス良く収めた「いつも持ち歩ける」カメラ。普段使いにはこれひとつでいいのではないかと、今回つくづく感じてしまいました。

この精細な描写はボディサイズ・センサーサイズを感じさせません。実寸大で見ればもちろん描写には限界があるのですが、画としてのまとまりが良く、鑑賞レベルでは十分以上と言える精細さだと思います。

伸びやかに撮るには広角が、風景を切り取るには望遠が効果的。至極ふつうのことを敢えて書いてしまいますが、ズームレンズって便利ですね。28mmから100mmという画角で、ほとんどの場面で困ることはありません。

さて、いかがでしょうか。RX100の魅力はそのままに一層使いやすくなったRX100 II。単純に「よく写るコンパクトカメラが欲しい」という方にはおすすめしますし、メインシステムは普段使えないという写真愛好家の方にもぜひ手にとっていただきたいカメラです。カメラはシャッターを切ってこそ、シャッターを切るにはカメラを持ち歩いてこそ。こういうカメラが一台あると、何かと重宝するのです。

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きっちり機能性をアップグレードしてきた本気のコンパクト。ミニマムな機材を求める方には最有力な選択肢といえるのではないでしょうか。

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チルト液晶になった本機にぴったりのケースです。ぜひご一緒にどうぞ。

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本アダプタによって49mmフィルターの装着が可能になります。PLフィルターなどを使って、ワンランク上の写真を撮りたい方へ。

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ホールド性を高めるアタッチメントグリップ。スナップ好きの方には嬉しいオプションですよね。

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EVFの装着も可能になりました。ファインダーを覗くスタイルに慣れた方だと、やはり欲しくなりますよね。

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なんとストロボまで使えます。いや、これはもうひとつのシステムですね。

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積極的にムービー撮影をされる方には、ぜひ。ステレオ録音が可能です。

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リモート操作にはこちらをどうぞ。せっかくならアクセサリ一式いかがですか?

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