PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SONY Xperia PRO-I

  • 1.0型
  • ZEISSレンズ
  • 4K/120fps
  • 本格UI

Xperia PRO-Iの最大の特長は大型イメージセンサーが使われていること。24mmのメインカメラに搭載された1.0型 Exmor RS CMOSセンサーは、2.4μmの大きなピクセルピッチで光を十分に取り込むことができ、階調が豊富で高画質な画像を生み出します。この性能を最大限活かすため、レンズには画像周辺部の歪みが少なく高コントラストでシャープな画が撮れる「ZEISS Tessar T*」を採用。メインカメラとしてはこれに加えて超広角16mmと標準50mmを配し、3つのカメラで幅広い画角をカバーしています。

アウトカメラ 超広角(16mm) 1220万画素 / F2.2
広角(24mm) 1220万画素 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー / F2.0・4.0
標準(50mm) 1220万画素 / F2.4
インカメラ 800万画素 / F2.0
ディスプレイ 6.5インチ / 有機EL

Photo Gallery

24mm

SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

解像力の高い描写で、木々の細かな葉を手前から奥まで緻密に写しています。このレンズユニットが1.0型イメージセンサー搭載なのですが、実はクロップされており、他の2つのカメラと画素数を合わせてあります。ユーザーとしてはどの画角を使っても違和感なく、それでいて一番よく使われるところで余裕あるリッチな画質が得られるのです。葉や草の緑も適度なコントラストで鮮やかに描かれていますね。

SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

最短撮影距離で撮影。逆光でコントラストが低くなりやすい条件ですが、ZEISSらしいクリアな描写で、ハイキーも粘りました。自然で柔らかなボケも好印象で、スマートフォンで撮ったとは思えない仕上がりです。スマートフォンには珍しく物理的な絞りを備えていて、タッチ操作でF2.0とF4.0に切り替えができ、このカットはF2で撮影しました。

SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

一方こちらは低照度のシーン。和室・床の間の空気感を破綻させることなく、暗部も微妙なトーンで描いてくれました。暗部にノイズは感じられません。きちんとしたコンパクトカメラのクオリティですよ。


16mm

SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

ちょっと狭い場所やもっと広く伸びやかに写したいシーンで、16mmの超広角カメラが活躍しました。黒が締まって、コントラストのある写りが気持ちいいですね。端正で緻密な線の印象は変わらず、広い範囲をしっかり収めておきたいときにぴったりです。

SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

サジタルコマフレアもほぼなく周辺まで緻密に描写されています。シャッタースピード1/15と、手振れを気にしながらの撮影でしたが、ボディ側面の物理シャッターボタンの半押し機能を使い、そっとシャッターを切ることができました。


50mm

SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

50mmというのはカメラ好きには使いやすい画角。望遠といかないまでも標準画角が得られるのはうれしいですね。夕日が差し込む逆光の条件でしたが、カメラの設定を自由にコントロールできるPhotography Proモードで液晶を見ながら細かく設定を決めることで、この時間帯の雰囲気をうまく表現できたと思います。フレアもほとんど出ていませんね。

SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

同じ場所でテーブルにセッティングされたカトラリーを撮影。マクロ撮影でなくとも、このぐらい寄れればテーブルフォトで活躍できると思います。いつものランチも特別な日のディナーも、スマートフォンならササッと撮れますから。


Top Feature

SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

コンパクトデジタルカメラの仕上がりと何ら変わりがない。これが本機の魅力であると思います。1.0型センサーと2.4μmのピクセルピッチというのがセールスポイントではあるのですが、1つのカメラが良いだけでは撮影シーンによってクオリティが変化し、アンバランスです。共に搭載された16mm / 50mmと共に、安心して使える画質であることで、積極的に撮影しておきたくなるのです。スマートフォンのカメラに「カメラであること」を求めるなら、本製品は第一の選択肢になります。


User Interface

デジタルカメラに慣れた人には嬉しい「Photography Pro」を実装。デジタル一眼カメラαシリーズから継承されたもので、設定を細かく調整することができます。上の画面は「Photography Pro」のマニュアルモード。今回の作例は全てこのモードで撮影しました。デジタルカメラと同じアイコンが並んでいるので迷うことなく扱うことができます。シャッターは物理ボタンを使用。半押しでAFロック等が使え、デジタルカメラのような操作感でシャッターチャンスを狙えます。

カメラ任せで写真を撮りたい場合はBASICモードを選びます。露出補正、色温度などをシンプルに調整し、撮影することができます。

前画像左上の「BASIC」にタッチすると円盤が現れ、お好みのモードに切り替えられます。

BASICモード以外では、画面左下の「Lens」をタッチすると、カメラをセレクトできます。


SONY Xperia PRO-I, Photo by A.Inden

これがカメラの新しい形

スマートフォンにあっては意義のはっきりした製品だと思います。とにかく、カメラ機能が優秀であること。定評のある自社センサーにαシリーズで培ったノウハウが惜しみなく注ぎ込まれ、ハイエンドのコンパクトカメラを持ち歩いているかのような感覚でシャッターが切れます。6.5インチの大きなディスプレイをファインダーにしていると、むしろ一昔前のデジタルカメラよりも気持ちのよい部分もあるから面白いですね。今回はスチルの撮影レポートでしたが、本機は動画にも強く 4K HDR 120ps の撮影ができます。オプションのモニターと組み合わせれば、リッチなメインカメラで自撮り撮影でき、相当のクオリティでライブ配信が行えるデバイスとなりました。写真を撮り、動画を撮り、編集して、共有する。カメラのついたコンピューター、ないし、コンピューターと通信機能のついたカメラ。これこそ現代に求められるカメラの姿なのかもしれません。

Loading..
Loading..

価格:Loading..(税込) Loading..Loading..)
定価:Loading.. | 販売開始日:Loading..
Loading..
Loading..
Loading..

価格:Loading..(税込) Loading..Loading..)
定価:Loading.. | 販売開始日:Loading..
Loading..