PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
第6話
カイハツのハナシ
そこには未開の荒野が広がっている?
話はぜんぜん始まらない
CP+の直前特集号を挟みましたが、前回は製造の話でしたね。そう来れば当然、今回は開発の話となるのは自明の理であります。 |
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「開発」という言葉から連想するイメージって、どんなものですか? |
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試験管を持つ白衣の人 |
あーなるほど。それは医薬品の開発ですかね。テレビCMでもよく出てきますよね。他には? |
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ヤバい目をしたマッドな博士 |
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ビーカーの中で沸騰している怪しげな液体 |
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窓から不気味な月が覗く研究室 |
あれ?・・ |
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端子が剥き出しの、でっかい電気スイッチ |
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それをがちゃん!と入れると、ものすごい高圧電流がバーン! |
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画像が黒白反転で点滅 |
あのう、もしもし? |
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長い眠りから目を覚ます、得体の知れない生き物 |
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きゃー、こわいー |
ちょっとちょっと。 |
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はい? どうしました? |
どうしましたじゃないですよ。いったい何の話ですか? |
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え? 開発のイメージですけど? |
偏り過ぎでしょ。 |
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フィルターの開発には試験管や高圧電流は使わないのね。じゃあ、どんな感じなのかな。まずはどこから始まるのかしら。 |
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シーズン1でお世話になったNコンさんの場合、「新しい商品を考える部署」があって、そこから開発の部署に開発案件が行くと言ってたでござるな。 |
つまり「商品企画部」ですね。大企業様にはそういう部署がありますよね。数年先までのマイルストーンがしっかりできてたりして。 |
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あれ? おや? もしかして・・・無いんですか? 商品企画部。 |
うわ、感じ悪ぅ。ええ、無いですよ。すいませんね。 |
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「まず企画ありき」だと、ウチのようなメーカーの良さが発揮できないかもしれないですね。 |
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その「良さ」とは? |
フットワークの軽さ。そこから生まれる臨機応変。スピード感。 |
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逆に満足いく結果が出るまで、ひたすら時間をかけることもあるけどね。 |
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まあ、それも臨機応変の裏返しと言えましょう。 |
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いずれにしても小さな所帯ゆえの利点も欠点もあります。利点は伸ばし、欠点には目をつぶる。そんなふうにしてこれからもがんばっていく所存です。 |
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そうそう、開発の話をするにあたって、今日は講師役の人をお呼びしています。こちら開発センターの髙橋 薫(たかはし かおる)さんです。 |
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髙橋です。よろしくお願いします。 |
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よろしくお願いしまーす! |
やっと真面目な話(お忙しい方はここからお読みください)
ではさっそく参りましょう。フィルターって、どれもだいたい同じようなカタチをしてますよね。でも見た目は同じでも効果が違えば開発の進め方もぜんぜん違うわけで、なかなかひとくちではフィルターの開発を言い表せません。でもフィルター開発で「大事だなあ」と思うところは共通しています。それはこういうことです。 |
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そうかあ、「性能」と「機能」の違いね。 |
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道具としては、どちらか一方だけが突出しててもダメなんだろうね。バランスが良くないと。 |
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ねえねえ、JIS規格、ISO規格ってナニ? |
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工業製品を作る時の、いろんな細かい取り決めのこと。例えばレンズとフィルターがそれぞれ勝手な作り方をしてしまったら、お互いが取り付けられなくなってしまうでしょ。だから必要なところは両者とも同じ仕様で作りましょうね、と規格で定められているわけ。 |
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例外がある、っていうのは? 赤字のところ。 |
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そういう規格がちゃんとあるんだけど、デザインを優先させたり、解釈の違いなんかによって、つく筈のフィルターがつかないじゃん! とか、フィルターつけたらフードがつきませんがな! みたいなことがごく稀にあるらしい。 |
では、商品開発の流れについて、ざっくりですが説明していきましょう。 |
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