PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
第7話
EXUS Lens Protect
シンク・アバウト・マルミのフィルター(その1)
プロテクトフィルターについて、少しおさらい
さて、今回から4回にわたって、マルミが誇る4つのフィルターについて個別に研究していきたいと思います。 |
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お、いよいよそういう段階に入ったのですね。 |
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で、その第1回はどのフィルターを? |
栄えある第1回は・・・(ドラムロール)・・・プロテクトフィルターの「EXUS レンズプロテクト」でぇす! |
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まあ、なんだかんだ言っても、いちばん売れているのがプロテクトフィルターでござるからな。 |
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新しいレンズを買う時に、一緒に買ってしまうアクセサリーの筆頭。 |
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同じ径でもいちいち付け替えたりせずに、レンズごとに用意しちゃったりするし。 |
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プロテクトフィルターはいざという時の保険。常につけていないと意味がないから、自ずとそうなりがち。 |
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多くの人にとっていちばん身近なフィルターでござろう、プロテクトフィルターは。 |
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でもプロテクトフィルターってさ、以前に比べたら高くなった気がしない? |
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あー、それは拙者も感じていたでござる。たかがプロテクトフィルターにこの値段? と。 |
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お、いい直球が来た。 |
たかがプロテクター。されどプロテクター、ですよ。価格的には「お求めやすい路線」と、「高級路線」の二極化が鮮明になってきましたね。 |
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ぶっちゃけ、ホントに売れてるんですか? こんなに高くて。 |
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はい、ど真ん中来たあ。 |
ご心配いただきありがとうございます。おかげさまでご好評いただいております。高いのにはれっきとした理由があり、それをご理解いただいているからこそ、あえて高額なプロテクトフィルターをお選びいただいていると自負しております。ありがたいことです。 |
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プロテクトフィルターについては今までも何度となく触れてきたけど、もう一度話を聞きましょう。 |
ではここから先は、前回に引き続き髙橋さんにお願いします。 |
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まず、レンズの設計については、みなさんシーズン1でお勉強されてきましたよね? レンズの設計者が、どんな苦労を重ねてレンズを作っているか。 |
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はい、それはもう。 |
レンズというのは「光の通り道」ですが、気の遠くなるような検証を重ね、入り口から出口まで「これ以外にない!」という絶妙なコントロールで光を導き、ボディに送っています。 |
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価格や種類に関わらず、すべてのレンズはそうやって作られていました。 |
なので、そのレンズに対してガラス板を、たった1枚とは言え追加してしまうなんて、レンズの設計者にしたらトンデモナイことなんですよ。それがレンズの前だろうが後だろうが。 |
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光学的には、光の通り道にある不純物でしかないですからね、プロテクトフィルターって。 |
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せっかく完璧な設計をしたのに、いったい何してくれんだよお〜、って感じでござろう。 |
そう。だから「レンズ本来の性能や味わいに極力影響を与えないガラス板」が必要になるわけです。そして、この問題が一気にクローズアップされたのが、カメラのデジタル化です。 |
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そのあたりの話は第3話のこのへんでしましたね。もう一度目を通してみるといいかも。 |