PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
第7話
EXUS Lens Protect
シンク・アバウト・マルミのフィルター(その1)
メンテナンス性(撥水・防汚、帯電防止)
メンテナンスのしやすさも大事。プロテクトフィルターは常につけているものだからこそ、いろんな環境に晒されます。雨の中で撮ることもあるし、泥や油の汚れがつくことだってある。そんな環境でも撮影結果に極力影響しないように、そして拭き取る時も一瞬で拭き取れるようにする。それが撥水・防汚性能です。 |
![]() |
![]() |
いつも万全の体制で撮影できるわけじゃないですからね。 |
![]() |
最悪の撮影環境と、最高のシャッターチャンスって、たいてい同時にやって来るのよ。 |
![]() |
帯電防止というのは何でござるか。 |
撥水・防汚コートの最表面がフッ素系のコーティングになっていて、これが帯電しやすい性質を持っているんです。帯電というのは、つまり静電気。静電気が発生すると、埃などの小さなゴミを引き寄せてしまい、当然、撮影結果に影響し得る。実はDHG Superではそうでした。 |
![]() |
![]() |
その問題がEXUSでは解決されているんですね。 |
ガラスを電気的に導通させる仕掛けがあって、常にフィルター枠を通じてレンズやボディへ、あるいは直接大気中へ放電することで、帯電しにくくしてあるんです。 |
![]() |
これは発泡スチロールの粉末で比較実験しているところですね。 |
![]() |
![]() |
手にくっついてイライラするやつ。 |
![]() |
静電気の発生が抑えられていることが、一目瞭然でござるな。 |
![]() |
しかし、ホントに細かいところまで気を使って対策してあるんだなあ。 |
外観(より使いやすく、より高級感を)
外観にもこだわっています。 |
![]() |
![]() |
見た目も大事。 |
先にも話した通り、枠の構造を一新したので、デザインにも変更を加えました。まず、耐久性が高くて精悍なイメージがある黒アルマイトの仕上げはそのままに、指がかりのローレット加工のデザインを変更しています。 |
![]() |
![]() |
すごい細かい変更ですね。 |
確かに小さな変更ですが、直接触れて操作する部分は、見た目以上に変更の効果が大きいんです。操作フィーリングががらっと変わります。もっと細かいことを言うと、フィルター枠側面にある製品名の印刷色も変えて、DHGより高級感を出しています。 |
![]() |
![]() |
それは言われないと気づかないですね。 |
まだありますよ。ガラスの外周に沿って溝加工を入れ、余計な反射光がガラス方面に行かないようにしています。これは交換レンズでは当たり前に見られる加工ですが、それをフィルターにも導入しました。 |
![]() |
![]() |
とにかく、できることはぜんぶやった、というのがEXUSなんですね。 |