SIGMA 18-50mm F2.8-4.5 DC HSM

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率  
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

APS-C用の標準ズームレンズ。扱いやすい焦点距離なので入門用として手頃な1本です。同社からは後発で、ほぼ同焦点域の17-50mm F2.8というレンズが出ていますが、価格は実売で倍以上と値が張ります。ならば、描写も倍以上違うのか、というとそんなユルユルな仕上がりではありません。確かに画面周辺では描写に少々甘さはありますが、中心部はすっきりシャープ。歪みも少なく、コストパフォーマンス的にはよくできているという印象です。キットレンズの代替えにも通用する画質ですので、これからデジタル一眼をはじめるという人は、ボディのみを購入して本レンズをチョイスするというのは十分ありです。

( Photography : Y.Moriki / Text : KIMURAX )

梅雨時に咲き誇る花も、太陽の光を浴びている姿は活き活きと目に映ります。中間域での撮影ですが、背景も程よくボケて、紫陽花の表情が浮かび上がってくるようです。

テレ端開放でグッと寄れば、マクロ風に仕上げることもできます。

レンズの癖さえつかんでしまえば、構図もすんなりと決まってくるのでレリーズに迷いが無くなります。

完全逆光ですのでゴーストがわずかに現れていますが、フレアもよく抑えられており、コントラスト表現は十分ですね。