PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

TAMRON SP AF180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 Model B01

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

ロケ隊のカメラマンが手渡されて頭をリセットしなければ、はてさて何を撮ろうか??となってしまうテレマクロレンズ。最短撮影距離が47cm、レンズ前面からのワーキングディスタンスは25cmで、等倍撮影が可能な本レンズ。日頃マクロ撮影に縁が無いカメラマンなら、180mmという焦点距離が先にきて、レンズの本質が頭から抜け落ちているわけです。冒頭に記したとおりのスペックを確認すれば「なんだ、90mmあたりのマクロに比べれば窮屈に構えずに撮れるマクロレンズじゃないか」・・・となるわけです。風景撮影などで、近づけない、しかしクローズアップで写したいなんて時に便利なレンズ。マクロレンズなわけですから、もちろん切れ味も抜群。さらに無限側までその切れ味は変わることがありません。本来のマクロとしての使い道以外にも、マクロ撮影という先入観を取り払い、180mmという焦点距離からすれば抜群に寄ることのできるこのレンズを、思いのままに振り回すと結構面白いと思うのです。この1本で、撮影の幅がグンと拡がるでしょう。

( Photography : A.Inden, H.Uranaka / Text : K )

ボケ味は少だけ固めのような印象ですが、滑らかです。どちらかというと前ボケのほうが柔らかい印象です。しかし開放では被写界深度は浅く、感度を上げて絞り込みたいところです。

テレマクロだけに、一般的な望遠撮影もこなせます。

無限遠でこの切れ味! 最近のマクロレンズはどこにフォーカスを置いても全く破綻が感じられません。しかもデジタル時代になってモニターで等倍鑑賞に晒されるわけで、設計者の方々もさぞかし大変なのだろうなと想像してしまいます。これだけ無限がよいと、風景撮影で「マクロ」「テレ」とレンズを分ける必要がありません。この1本で兼ねさせることができます。

色調はあっさりめ。単にあっさりだと少しオーバー気味に露出を決めると、途端に画がペラペラな感じになってしまうものですが、階調の豊富さがそうさせません。クリアで気持ちの良い描写です。

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写りからすればバーゲンのようなプライス。最初の1本にも大変オススメのレンズです。

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保護フィルターを置いておきます。

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