PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

Canon EF16-35mm F2.8L ll USM

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

Ⅱ型となった本レンズは、従来型に比べてレンズが2枚増え、鏡銅が若干長くなり、重量も若干増加しています。さて写りはどのように違うのかと従来型のユーザであった筆者はテスト結果を楽しみにしていました。従来型はフルサイズのカメラで使うと、若干周辺が流れ気味でしたが、それが見事に収まっています。その代わり、周辺光量は新型であるⅡ型のほうが若干落ち気味で、歪曲等はあまり変わらない印象です。周辺落ちは現像ソフト側で対処が可能ですが、像の流れは後処理でも対処は難しく、なかなか頭が痛い問題。新型はこのあたりの対応のためにリリースされたものと考えられます。こんな姿勢はユーザにとってありがたいものですね。ただし、従来型であっても画像を原寸で見れば、周辺の流れが認められるといったもので、一般的な出力(モニターでの一般的な鑑賞やA3程度までのプリント)であれば何ら見劣りすることは無いでしょう。ズーム全域でF2.8通しということもあって、引きのきかない室内撮影などでは大変重宝するレンズ。目が覚めるようなシャープネス、超広角では望外のボケ味の良さと、さすがに「L」を名乗るだけあって、素晴らしい描写をするレンズ。一段暗いF4通しの17-40mmというレンズがラインナップされますが、シャッター1段分の余力とボケの大きさに価値を見いだして手に入れるべきレンズであり、高価なレンズですが、手に入れるだけの価値がここにあります。

( Photography : A.Inden, H.Uranaka / Text : K )

解像力の高さに目を見張りますが、大変繊細かつシャープなのです。これは風景撮影などでワンランク上のフォーマットのカメラで撮影したような印象の仕上がりとなりますね。文句なしの描写力です。

周辺までビシっと解像するこの実力。曖昧さが一切無い、凄まじい切れ味です。

シャープであれば、ボケ味も硬くなりそうなものですが、Lレンズにそのようなことは許されないのでしょうか。超広角ズームとしては良好なボケ味です。上の作例は2段絞っています。うるさくなりそうな背景なのですが、ご覧のとおり。下の作例は絞り開放となります。後ボケのスムースさもさることながら、ピント部分のテクスチャの再現力に唸ります。背伸びしてでも、なんとか手に入れたい。そんな実力を持つ1本。

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メーカーが力を注いでくると考えられるスペックのレンズ。悪いはずがありません。これ1本手に入れれば、超広角側は何も悩むことは無いでしょう。

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保護フィルターも一緒にどうぞ。

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薄枠のPLを。超広角だけにワイド端の”PL片効き”にお気をつけて!

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