SIGMA 28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率  
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

28mmが持つ画角は、人が意識的に見つめるおおよその範囲を写し込めると言われています。つまり、フレームで再現されるのは見たままの「普通の視野」と考えていいでしょう。それを活かすならば、大口径だからこそ得られる大きなボケで、普通の視野に一カ所だけ「視点」を置き、撮影者が何を見たのか？何を感じてシャッターを切ったのか？そんな視線誘導を確信犯的に企てると面白い画が撮れるのではないでしょうか。開放でのピントピークはシャープであり、ボケ味も自然な柔らかさがあり、色乗りも良好。明るい開放値とあって昼夜を問わず活用でき、数ある広角レンズのなかでも比較的扱いやすい画角の28mmは人気の1本でもあります。

( Photography : K / Text : KIMURAX )

見上げた岩場にうっそうと生い茂っていた草花を、そのまま切り取って持ち帰るような気分でレリーズしました。

PM10:00。店名よりも目を引く、ガラスに描かれたイラストたちを開放で。明るいレンズが頼もしく感じる瞬間です。

こちらはAPS-Cセンサーサイズのカメラにて、ローキーで。高コントラストながらも塗装の艶感、金属の質感を余すことなく繊細に捉えており、ハイライト部分も実に自然に仕上がっています。

APS-Cセンサーサイズ機では42mm程度の画角となります。いかがでしょう、完全逆光ですがヌケのいい描写です。この透明感は豊かな階調表現があればこそでしょう。