XF Lenses: 14mm F2.8 | 18mm F2 | 23mm F1.4 | 23mm F2 | 35mm F1.4 | 35mm F2 | 56mm F1.2 | 56mm F1.2 APD
60mm F2.4 | 90mm F2 | 16-55mm | 18-55mm | 18-135mm | 50-140mm | 55-200mm | 100-400mm

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/2700, F5.6, ISO 200, Photo by A.Inden

XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

いよいよ登場しました!富士フイルムのXシリーズ向け超望遠ズームレンズ「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」です。サードパーティからのXマウント対応レンズの供給が少ないことから、この純正レンズを心待ちにされていた方がきっと多いことでしょう。カバーするのは、35mm判換算で152-609mm相当の画角。これまでは最長でも230mm(35mm判換算で350mm相当)までだったのが、本レンズの登場で約600mm相当まで一気に引き寄せることができるようになったのですから、ちょっと想像しただけでワクワクしちゃいますよね。重量は1,375gとカバー域から考えると、かなり軽量に仕立てられています。しかも手ぶれ補正はなんと約5.0段分で撮影を強力にサポート。さらには防塵・防滴・-10℃の耐低温構造の採用、前玉にフッ素コーティングを施すなど、それなりに過酷な使用シーンを見越した作り込みとなっています。スペック的には申し分なしのXFシリーズ最高峰となるズームレンズ。さあ、どんな画を見せてくれるのでしょう。

( 写真 : A.Inden / 文:KIMURAX )

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/290, F7.1, ISO 200, Photo by A.Inden

まずはワイド端から。梅のやさしいボケ越しに見える母と子の姿。フォーカスした二人をキリッと解像しており、拡大してみるとコートの繊維から髪の毛の一本一本まで丁寧に捉えているのがわかります。もちろん、おかあさんの髪の毛に舞い降りた花びらも。富士フイルムのレンズらしい適度な色乗りとも相まって、日差しはあるものの、まだまだ肌寒い空気感もよく出ていると思います。

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/950, F5.6, ISO 200, Photo by A.Inden

お姉さんのカメラを見てくれるまで、じーっと待っていたご様子。リードを離していても、ちゃんと座っていられるのですからお利口さんだな~と感心しつつ、テレ端でレリーズ。デリケートな撮影を邪魔することなく、ふたりの気持ちがちょっぴりすれ違っているところを、微笑ましく思いながら撮らせていただきました。AFはリニアモーターで駆動させているとあって、もたつくことなく静かでスムーズ。超望遠ズーム、やっぱり楽しいです。

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/8000, F5.6, ISO 200, Photo by A.Inden

こちらもテレ端でスパッと切り取ったカットです。絞り開放からこれだけ整った像を結んでくれるのですから感心しきり。緑の観覧車に書いてある番号までしっかり読み取れます。

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/2800, F5.0, ISO 200, Photo by A.Inden

高コントラストなので露出をアンダーに振っていますが、それでもシャドーエリアはペタンと潰れることなくコンクリートの様子がちゃんとわかります。

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/1100, F4.8, ISO 200, Photo by A.Inden

ちょうど中間あたりですが、開放でしっかり被写体に寄れば、かなり被写界深度が浅くなりますね。くっきり解像感たっぷりの顔。そこから尾っぽの方へとなだらかにボケていく像は、なかなか品を感じさせる描写だと思いました。ふわっとした玉ボケが、これまたなんだかさり気ないアクセントになっています。

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/3200, F4.8, ISO 200, Photo by A.Inden

絞り開放から、ホント切れ味のいい撮像です。波のきらめき、船内の椅子などまできっちり描ききっています。波のきらめきを拡大して見ると、可愛らしい星のような姿に。夜景撮影で光源を入れると、きれいな光芒が出てくれそうです。

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/2200, F5.6, ISO 200, Photo by A.Inden

はじけてますね~、しっかり写し止めています。目を凝らすとその細やかな描き込みに、思わずゾクッとしてしまいました(笑)。噴水台の濡れた質感の再現も申し分なしです。

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/1050, F4.5, ISO 200, Photo by A.Inden

よく汗を吸ってくれそうな柔らかな風合いの織りですから、そのフワッとした感じが出てしまうために、ややもするとパッと見はちょっとユルイ?と思ったのですが。。。いえいえ、ぐーんと拡大していくと繊維の質感まで見事に解像しているではありませんか!!拡大したまま左側の肩周辺に注目すると、すでにデフォーカスエリアとなっていますが、繊維の毛羽立ちまで実に丁寧に捉えているのがわかりました。陰影のグラデーションも大変ナチュラルですね。

FUJIFILM X-Pro2, FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR, 1/1800, F5.6, ISO 200, Photo by A.Inden

これだけ前ボケのエリアが広いにも関わらず、悪目立ちすること無く視線誘導してくれていますね。かなり距離はあるものの、うっすらと浮かび上がってくる月の表情をクリアに再現しており、このシチュエーションにぴったりな趣のある画に仕上がっています。

PHOTO YODOBASHI

ご覧のとおりドーンと存在感のあるレンズですから、実際に手にするまではボディとのバランスはどうなんだろうと正直心配しておりましたが、まったく杞憂でした。超望遠ズームで生じやすいフロントが重くなりすぎるということもなく、ブンブン振り回してもへっちゃら(笑)。もちろん肝心な手ブレの利きもすこぶる良好なわけで、三脚無しでも約600mm相当の画角で被写体を射抜けるのは実に痛快でした。そしてなんといっても、ズーム全域に渡って絞り開放からキリッとした像を結び、描写性能のポテンシャルの高さをまざまざと見せ付けてくれたわけです。また、これだけの長玉ですから多少AFにもたつきがでても不思議じゃないのですが、今回の撮影ではゼロ。狙ったシーンを速く静かに、スパッと切り取る。まるでスナイパーみたいな仕事をやってのけてくれる、頼もしすぎる一本。それなりに値も張りますが、得られる楽しさそして快感に比べたら大したことではない。確かにそう実感させてくれました。ホント、待っていた甲斐があったというもの。さあ、次はあなたご自身が実感する番です。

( 2016.02.24 )




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このレンズを使うためにXシリーズのボディを持ってもいいかもしれないと思わせる、価値ある一本です。

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フッ素コートされた前玉でも、やっぱり保護したくなるものでございます。

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