Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率  
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

雄大な風景に巡り会えたとき、それを余すところなく写真に収めるには適切なレンズを持っていることが必要です。14-24mmという超広角ズームレンズは、ニコン純正のレンズラインナップにおいて広角域を担う最高スペックの1本。発売以来その類稀な解像力とシャープネス、隅々まで歪みの少ない描写に、沢山のユーザが虜になってきました。これだけの広角ともなるとなかなか使いこなしは難しいのですが、このレンズでなければ撮れないシチュエーションがあるのも事実。自然風景や記念撮影、街並みや路地裏のスナップに。純正・サードパーティにかかわらず、同レンジのズームレンズでは他の追随を許さぬキレを見せつけます。このレンズを使えることがNikonFマウントを使う理由のひとつ、なんて言ったら言い過ぎでしょうか。広角好きには無視できない1本です。

( Photography : J.Abe, A.Inden, K / Text : M.Ishizuka )

北京オリンピック会場、観客席からのカット。これだけ大きな構造物を収めるのは、超広角レンズでなければできない芸当です。

幾重にも重なった緑色の葉など、レンズの性能がよく現れる被写体です。葉の一枚一枚をきちんと解像し、潰れずに描けること。本レンズの優秀さが垣間見えるシーンといえるでしょう。

長時間露光で雪の積もった景色を星空と共に撮影。星ひとつひとつが綺麗な点となって、描写されています。

路地や建物の中など、狭い空間での撮影はお手の物。状況によっては「なくてはならない」レンズの筆頭と言えるかもしれません。ヌケのよいクリアな写りです。