SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/4000, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

SONY SEL50F18F FE 50mm F1.8

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

キットズームレンズを使い込んでくると、あんな風に撮れたらいいなぁ・・・いや、絶対撮りたい!とさらなる表現意欲が日に日に増していくというものです。そんな時期に有力な選択肢となるのが明るい単焦点レンズ。画角的にも扱いやすい標準50mmからトライしてみてはどうでしょうか。絞りをコントロールするとボケによる表現の変化が楽しめ、大口径ながらも持ち運びがしやすく軽快にスナップできる「FE 50mm F1.8」は正にうってつけの存在。フルサイズEマウント用の明るい標準レンズといえば「FE 55mm F1.8」や「Loxia 2/50」という選択肢しか無かったところに、かなりリーズナブルな本レンズが加わったことは大いに歓迎すべきことでしょう。レンズ構成は標準レンズではポピュラーなダブルガウス型としながら、そこに非球面レンズをプラス。絞り開放では大きなボケを添えることができ、絞れば尖鋭さも増してきます。ズーム機能が無い分は、自分の足を使って前後しながらフレームすればいいだけのこと。ズームレンズとは一味違うヌケのよい写真をものにできるのですから、足取りだってどんどん軽くなるというものです。

( 写真 : Naz / 文 : KIMURAX )

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/8000, F2.8, ISO 100, Photo by Naz

雲の厚い部分もスコンと抜けてしまうようなことはなく階調があり、そのボリューム感がきちんと伝わってくる描写。刻々と変わっていく表情を丁寧に捉えています。手前の草木をキリッと解像しながら、雲・山・雲・山という奥行きも適度に感じることができますね。

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/2000, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

すっとしたシルエットを残しながら、陽光が透ける紅葉。玉ボケの集まりが白飛するギリギリのところまでハイキーに振ることで、ちょっと幻想的な雰囲気に仕立ててみました。煩わしくなりがちな背景を選んでしまいましたが、結果的にボケ味もいい塩梅で主役を引き立てています。

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/800, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

絞り開放からピント部分の緻密な描写はなかなかのものです。ボケの傾向としては完全にとろけてしまうのではなく、柔らかい中にもどことなく芯を感じさせるとでも申しましょうか。これはこれでいいアクセントになっていると思います。

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/160, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

明るいレンズは室内スナップにも有効。ただし、絞り開放からビシッと決まらないと意味がないのですがね。いかがです?しっかり決まっていますよね。シャドー部の粘りもなかなかのものです。

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/4000, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

開放での周辺落ちがちょっと物悲しい雰囲気を醸し出してくれました。上の方のロープに二線ボケ傾向が見て取れます。拡大すると僅かに偽色も出ていましたが、まぁフィルムと勝手が違うデジタルですからね、出ていてもなんら不思議はありません。感じ方には個人差があるものですが、通常の鑑賞サイズであればさほど気にならないレベルだと思います。

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/1250, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

古ぼけた木の乾いた質感、レトロな手拭ガラスの雰囲気もよく出ていますね。

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/2500, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

こちらも絞り開放ですが、ピント面での描写がしっかりとしており好感がもてます。画面中央まで建物の壁面を配置し、空のヌケが狭いことも手伝ってか、見ようによっては望遠っぽい圧縮感が感じられませんか?標準レンズってフレームの工夫次第で、広角はたまた望遠寄りみたいにと如何様にも切り取れるところが面白く便利なのであります。

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/640, F1.8, ISO 200, Photo by Naz

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/400, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

何の変哲もない被写体ですが、白を感じ取ることができる影の捉え方がいいですね。階調がちゃんとしている。そして絞らなくても必要にして十分な解像力は大したものです。

SONY α7S II, SEL50F18F FE 50mm F1.8, 1/3200, F1.8, ISO 100, Photo by Naz

PHOTO YODOBASHI

絞り開放からピント面はしっかりとシャープな像を結ぶものですから、ついつい開放の画が多くなりましたがいかがでしたでしょうか。絞って行けば、そのシャープさが画面全体へと広がっていくだけのこと。やはり明るいレンズならではのこの世界観を存分に楽しむべく、本レンズを手にしたら絞り全開でスナップして欲しいですね(笑)。とはいえ高コントラストなシーンでは僅かに偽色が出てくることもあるので、そんな時には予め1段ほど絞ってあげるといいでしょう。たまに顔を出すちょっとクセのあるボケ味も、画全体として見ればいいアクセントになってくれたりもします。ここら辺をちょっと頭の片隅に入れながら撮影に連れ出すと、画作りがしやすいのではないかと思うのです。どんなレンズにだって、何かしらのクセはあるもの。それを早く掴めば、有能な道具になりますから、いろいろ探ってみると面白いですよ。兎にも角にもリーズナブルに明るいレンズの表現を楽しめるなんて大変喜ばしいこと。標準ズームレンズで十分かも、な~んて思っている人にも是非とも使ってみて欲しい一本です。

( 2016.06.21 )




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ようやく出ましたEマウントフルサイズ標準単焦点。α7/α7 IIとの組み合わせはコンパクトで軽快そのもの。プライスもコンパクトですから、1本は持っておいても損はないレンズです。

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T*コーティングが施されたソニー純正のプロテクトフィルター。贅沢な1枚ですが、フィルターくらい贅沢しませんか。

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