PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
SONY SEL057FEC フィッシュアイコンバーター(SEL28F20専用)
[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ
ソニーのEマウント用でフルサイズに対応した SEL28F20 FE 28mm F2 専用のフィッシュアイコンバーターです。28mmのレンズ先端に装着することで16mm F3.5の対角魚眼となり、180度の画角をギュッと一画面に凝縮できます。コンバーターというと画質や使い勝手の面で敬遠されがちですが、本レンズはむしろ積極的に実戦投入したくなる安心のクォリティ。ウルトラワイドコンバーターと併せて28mm F2を何倍にも使い出のあるものにしてくれます。
( Photography : Z II / Text : 4beats )
鉄道のフロントガラスからの眺望を捉えようと思いましたが、すでに先客で一杯の様子。せっかくなのでそのことも含めて1枚の中に。サイドウィンドウや天井まで入るような広い範囲が画面に収まったことで車内の雰囲気がとてもよく判ります。そして学生たちの目線の先にある光景もしっかりとキャッチ。拡大してみるとしっかりと解像しており、コンバーターと言えどもなかなか侮れないレンズであることが判ります。
溢れる感情を画面いっぱいに、と思いましたがフィッシュアイともなるとなかなか「画面いっぱい」は難しいものですね。それはともかく、本当にコンバーターレンズが着いているのかと疑いたくなるくらいに肌の質感をしっかりと再現しており、ちょっと驚きました。背景の歪曲具合はいかにもフィッシュアイなのですが、そこを含めて表現を楽しみたいですね。
体育館の雰囲気も客席まで含めて丸呑みできるのがフィッシュアイ。いつもの場所が少しちがったものに見えてくるのも楽しみどころの一つです。
普段使いできるフィッシュアイ。
フィッシュアイレンズといえばちょっと使ってみたいけど、特殊なイメージもあって自分が入手してまで使おうという方は少ないかもしれません。しかしコンバーターレンズとなれば一気にハードルは下がり、自分のレンズラインナップに加えてもイイかも?と思えてきますよね。写りはご覧の通り安心してオススメできるものです。着脱も至ってシンプル。マークを合わせてカチッというまで回すだけ。しっかりと固定されるので安心して使えます。しかもボディ側にもコンバーターが装着されたことが伝わるので撮影情報にもきちんと反映されます(PCの画像編集アプリなどで見ると「FE 16mm F3.5 Fisheye」という表示に)。フード一体型のルックスもなかなかのもの。いかにもフィッシュアイです!と言わんばかりのものとは一線を画した印象は、着けっぱなしにしても違和感はないでしょう。28mmとは違った視覚を楽しみたくなったら、迷わず選択して下さい。フィッシュアイでしか得られない場面を探したり、逆にいつもの光景をフィッシュアイで捉えたり。いろいろな表現にチャレンジできそうです。
( 2015.05.25 )
このお値段でフィッシュアイが手に入るなんて。ボディには28mmを装着、コンバーターはカバンに常備。ちょっとワクワクしてきませんか。コンバーターも装着したままならもっとワクワクするかもしれません。
こちらは21mmの画角になります。これまた魅力的な一本。28mmと組み合わせていろいろ楽しめます。フィッシュアイとどちらにするか悩みますよね。答えは簡単。両方そろえて画角を3通り楽しむ、です。
もちろんこのレンズあってのコンバーター。28mm単体としてもオススメの一本。α7シリーズとの相性もバッチリです。
そしてこれらのレンズの性能を最大限に活かしてくれるのがこのボディ。すでにお持ちでしょうけど、是非2台目を。あ、失礼しました。是非3台目を。