SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/8000, F5.6, ISO 100, Photo by A.Inden

SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

35mm判フルサイズ対応Eマウントに、開放F4通しとなる広角ズームレンズが満を持して登場しました。FEレンズとしてはじめて超広角域をカバーするレンズであることはもちろん、先行して発売している Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS / FE 70-200mm F4 G OSS と合わせて、フルサイズ対応Eマウントの小三元レンズが出揃ったということになります。テレ端が35mmと比較的長く、標準域の撮影もこなせるのが本レンズの便利さ。ワイドレンジがお好みの方なら、常用となる一本ではないでしょうか。α7シリーズをお持ちの方が待ちに待ったであろう本レンズ、見逃すわけにはいきません。

( 写真:A.Inden / 文:48 )

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/1600, F5.6, ISO 100, Photo by A.Inden

被写界深度が深くなることもありますが、広角レンズを利用するシチュエーションの多くでは "隅々までキッチリと" 解像していて欲しいもの。少し絞った一枚ですがコンクリート表面のざらざらとした凹凸が丁寧に描写され、無機物であるテトラポッドの群れが生々しいリアリティをもって表現されています。ワイド端16mmですが、画面周辺までかなりの描写力。まずもって期待に応えられる写りと言えます。

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/3200, F5.6, ISO 100, Photo by A.Inden

こちらもワイド端。目の前に広がる光景を伸びやかに撮影できるのは広角レンズの持ち味です。緻密に描かれた波の表情も見事ですが、太陽に向かって撮影してもこの具合というのが嬉しいですよね。ヌケの良さ、色乗りの良さ、T*コーティング。まさにカールツァイスの面目躍如といったところでしょう。

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/500, F4, ISO 100, Photo by A.Inden

シャープで解像力もありますが、カリカリという印象はありません。少し半端な距離感にある自転車にフォーカスを合わせていますが、金属のフレームやサドルの革の質感までしっかりと感じられる描写ですね。開放から積極的に使える性能ですから、普段はあまり絞りを意識せず、軽快なスナップを楽しむのが良いと思います。

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/125, F4, ISO 200, Photo by A.Inden

ぐっと被写体に寄ってみます。ワイドレンズで接写するとどうしても極端な画になってしまうものですが、本レンズならテレ端は35mm。物のカタチも比較的違和感なく描写できました。切れ味するどくというよりも、どことなく柔らかい線を描く。その雰囲気が伝わりますでしょうか。

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/40, F4, ISO 100, Photo by A.Inden

こちらは広角端で寄ってみた一枚。控えめな明るさではありますがそこはフルサイズ、自然なボケも楽しむことができます。背景のボケ方など、なかなかに印象的ですよね。ハイキー目の露出で撮影しましたが、ハイライトもよく粘りトーンの連なりも良好です。

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/400, F4, ISO 800, Photo by A.Inden

東京近郊の方ならどこで撮った写真かお分かりになるかもしれません。コントラストも良好、実に気持ちのよい直線です。今回の撮影はボディにα7Rを用いて、すべて撮って出しのJPEGの画を採用しました。このレンズと組み合わせれば、確実にこのように写ってくれるわけです。

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/50, F7.1, ISO 200, Photo by A.Inden

なんということもない場面なのですが、階段を降りる男性の立体感に驚きました。望遠レンズや大口径レンズが生み出す立体感とは、アプローチの違う世界です。

 

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/15, F4, ISO800, Photo by A.Inden

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/400, F4, ISO100, Photo by A.Inden

SONY α7R, SEL1635Z Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS, 1/500, F4, ISO100, Photo by A.Inden

 

PHOTO YODOBASHI

フルサイズEマウントをメインに使うなら、外せない一本

広い視野を得られて、隅々までシャープな画を結ぶ。待ち望んでいたユーザの期待にしっかりと応える出来で、広角をカバーするズームレンズが誕生しました。コンパクトな設計を求められるEマウント、しかもフルサイズ対応という中で、見事なトータルバランスを実現した1本であると思います。少し大きなレンズのように見えるかと思いますが、大人の男性の手ならちょうどすっぽりと支えられるサイズ感で取り回しは良好。こういった焦点距離をカバーするレンズですから多少の歪曲も見られますし、α7Rの画素数から見るともう少し解像力が欲しくなるところもありますが、実際に撮影した一枚一枚を眺めればその画が水準以上であることは明らかです。本体とレンズを一体としたうえで、α7シリーズの魅力を損なわない絶妙のパッケージング。テレ端が35mmまで使えることもあって、手にした方の多くはボディにつけっぱなしになるのではないかと想像します。

カメラで何を写すかは人によって様々であるとはいえ、広角から望遠までを安心してカバーできるレンズが揃うことがシステムとしての第一歩。本レンズの登場によって、フルサイズEマウントがいよいよ本格的に取り組める世界になってきたと思います。35mmフルサイズとしては最もコンパクトに使える本システムだからこそ、積極的に持ち出すことができ、撮影できる一枚があるはずです。この魅力的なパッケージを、どうぞお見逃しなく。

( 2015.03.06 )




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α7シリーズをはじめるなら、最初の一本に選んでも良いと思います。すでにボディをお持ちの方なら迷う必要はありません。

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安くはないレンズですから、大事に使いたいですね。フィルターは最初からどうぞ。

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