Panasonic DMC-G7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/2000, F5.6, ISO 200, Photo by Z II

Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95

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フルサイズ換算21mm相当の画角となるフォクトレンダーブランドの超広角レンズです。一般的に、マイクロフォーサーズマウントのカメラを使う利点を語る際、システムがコンパクトになることがその筆頭として挙げられますが、F0.95という開放値のレンズが使えるということこそが利点の1つであると言っても決して過言ではないと思うのです。これ、フルサイズ機ではそう滅多にはお目にかかれないスペックですからね。大型センサー機に比べボケが得られにくいとされるマイクロフォーサーズ規格ですが、このレンズさえあればどこ吹く風。超広角レンズでたっぷりとボケ味が楽しめてしまうのですから、これはもう願ったり叶ったりのスゴイことなのであります。

( 写真:Z II / 文:KIMURAX )

Panasonic DMC-GX7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/5000, F0.95, ISO 200, Photo by Z II

超広角レンズでの開放ですから周辺の光量がやや落ちてはいるものの、さほど気になるようなレベルではないですね。かえって、このぐらいほんのりと落ちてくれた方が、写真ならではのいい雰囲気が出てくるというものです。さすがに等倍で見てしまうと冒頭の海のカット(F5.6)よりはどことなく柔らかさを感じますが、F0.95の開放でこれだけ写れば十分。いや十分すぎると思います。そしてなんといっても、主要被写体の優しい存在感を表現するには格好の描写といえるでしょう。

Panasonic DMC-GX7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/8000, F0.95, ISO 200, Photo by Z II

開放なりの適度な解像感もあり、やわらかな背景からすっと立ち上がってくる横顔が決まっていますね。4:3のフレームということもあり、広すぎないというか背景が間延びすることなくゆったり写し込むことができました。

Panasonic DMC-GX7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/6400, F0.95, ISO 200, Photo by Z II

日が傾きかけてきても高感度にあまり頼ることなく、撮影が続行できるのも明るいレンズの利点です。パースペクティブの効いた吞み込み具合。超広角レンズというと、やはりパンフォーカスの写真を目にする機会が多いものですから、ボケとデフォルメのダブルパンチという、なかなかキャッチーな描画だと思います。

Panasonic DMC-GX7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/800, F2.8, ISO 200, Photo by Z II

少し絞っただけでこの切れ味。さすがです。

Panasonic DMC-GX7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/4000, F0.95, ISO 200, Photo by Z II

背景との距離や光など条件によっては、ボケ味にも少しクセが出ることもあります。ちょっとクセがあった方が、意外と印象の強い画に仕上がったりするものですから、それはそれで利用しない手はないでしょう。被写界深度の浅さがよくわかります。

Panasonic DMC-GX7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/8000, F0.95, ISO 200, Photo by Z II

Panasonic DMC-GX7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/400, F0.95, ISO 200, Photo by Z II

絞りを開いて被写体に近づけば、面白いようにボケを添えることができます。ここまで寄り切ってもきっちり整った像を結ぶのですから、広角マクロ的な使い方もアリですね。

Panasonic DMC-G7, Voigtländer NOKTON 10.5mm F0.95, 1/2500, F3.5, ISO 200, Photo by Z II

F3.5まで絞っただけですが、切れ味よく隅々までしっかりと解像しています。

PHOTO YODOBASHI

ファインダーを覗いているだけで、絞り全開F0.95の画は心躍らせるものがありました。しかもフレームは超広角ですから、こんな世界観になるんだ~と、ついつい前のめりになってしまい、気づけば開放のカットばかり(笑)。ご覧頂いたように、開放からピント面は十分な解像感が得られており、1~2段絞るだけでシャープさに磨きがかかるあたり、レンズの素性の良さが伺えます。また、低照度下においても手持ちで撮影できるというのはかなりのアドバンテージ。被写体を求めて、これ1本だけで一日中撮り歩けてしまいます。超広角ですからアングルの妙があり、そしてなんといってもマニュアルフォーカスですから、じっくりとワンシーンごとに向き合っていける時間が、この上なく楽しいのであります。はやる気持ちをぐっと抑えながら、丁寧にしたためていく。こんなわくわくする緊張感を、ぜひ味わってみてください。

( 2015.12.03 )




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