Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/800, F1.4, ISO 100, Photo by M.Ito

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 | ニコン1用 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ | シフト | ニコン1用

高い描写力と明るさを求めれば、その回答は大口径単焦点レンズにあるものです。本レンズはシグマArtラインに属する、35mm判フルサイズ一眼レフ用の大口径単焦点レンズ。明るいファインダーを覗くだけでも写欲が沸々と湧き上がってくる、一目で次元の高さを実感させてくれるレンズです。描き出される絵は極めてシャープ。スムーズでまろやかで大きなボケも、浅い被写界深度の中に鋭く浮き立つピントピークの演出に大いに貢献しています。最新レンズらしくヌケの良い描写と高いコントラストは、光そのものを美しく捉えてくれる印象があります。ズームレンズではなく単焦点レンズを手にする意味をしっかりと感じさせてくれる本レンズ、その描写をお確かめください。

( 写真:M.Ito / 文:Taka )

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/2500, F1.4, ISO 100, Photo by M.Ito

開放F1.4という大口径レンズの最大の魅力は、やはりボケですよね。前後の大きなボケとシャープなピントピークにより、透過光に写し出された葉が背景から浮き上がって見えます。背景を溶かすように描写するボケはまさに絵画的で、目線は否応なくピント位置に集まっていく。葉脈まで描く解像力と豊かなボケが、このレンズだから描ける世界を見せてくれるようです。

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/160, F2.8, ISO 100, Photo by M.Ito

猫の毛並みや髭の一本一本からも、この精細さは伝わるでしょうか。少し絞ることで描写は引き締まり、隅々まで良好な結果を残してくれます。開放では少しボケすぎるというようなシーンで、絞りをコントロールしながら撮影していくのも面白いやりかた。少し絞っても立体感が損なわれることはなく、それぞれのボケに選択の妙があります。コントラストの高いシーンでしたが、溢れる光をうまく捉えてその場の空気まで写し取っているようです。

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/200, F3.5, ISO 100, Photo by M.Ito

30cmまで寄れますから、画角は自分の脚次第。大きく撮るには寄り、広く撮るには引けばいい。標準である50mmレンズとの微妙な15mmの差は、使ってみると随分と違うものです。より幅広いシチュエーションに対応しようとすれば、35mmという焦点距離は魅力的な選択です。

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/1600, F3.5, ISO 100, Photo by M.Ito

強い光を前にしても、さすがに現代レンズと言える描写です。差し込む光に浮かび上がる煙も、うまく捉えてくれました。こうしたシチュエーションでも空の青色を描けるヌケの良さと階調の豊かさに驚きます。

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/500, F5.6, ISO 100, Photo by M.Ito

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/640, F5.6, ISO 100, Photo by M.Ito

少し絞った2枚です。光量調節を目的とするのでなければ、F5.6で十二分なシャープネスを得られますね。開けばやわらかく光を捉え、絞ればクールに描ききる。朝から晩まで、これ1本で撮ってやろうという気にさせてくれます。実に気持ちの良い写りですね。

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/60, F2.5, ISO 200, Photo by M.Ito

35mmという自然な画角で、しかも結構寄れるので、テーブルフォトもお手のものです。立ち上がること無く、自然な構図で撮れるのは助かります。より広角になってしまうと写る範囲も広くパースもついてしまうので、35mmあたりというのは丁度使いやすい焦点距離ですね。

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/800, F2.8, ISO 100, Photo by M.Ito

Nikon D800, SIGMA 35mm F1.4 DG HSM, 1/100, F1.4, ISO 100, Photo by M.Ito

明るい単焦点レンズを選ぶときに、最初に選択肢にあがるのは標準画角になるでしょう。35mmという画角は「ぱっと見た時の画角に近い」とも言われていますが、被写体との距離感によって広角的にも標準的にも使えるところがあり、1本だけ選ぶとすれば有力な選択肢になるはずです。その自然な画角に、F1.4と30cmの最短撮影距離がもたらしてくれる極浅の被写界深度。ズームレンズでは得られない描写力に、表現の自由度は大きく広がるものと思います。コンパクトなレンズではありませんが、この一本だけで撮影に出かけるとすれば決して重荷ではありません。ズームではなく自分の脚を動かして撮影することで、被写体との距離感やそこから生まれるライブ感が養われるはず。こうした感覚のアンテナが伸びてくれば、会心の一枚はすぐそこです。ファインダーを覗いてよし、リングを回してよし、写った絵もよし。この一本で、どうぞ撮影にのめり込んでください。

( 2014.02.26 )

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これ一本でじっくり撮る。ズームで得られない感動が待っていますよ。

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ここまで来たら、シグマ製で保護しましょう。

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