PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

smc PENTAX-FA645 150mmF2.8[IF]

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

645Dで使用すると画角は35mm判換算で118mm(フィルム645では約93mm)に相当する150mmレンズ。高屈折率低分散ガラスと異常低分散ガラスを組み合わせたことで、色収差が良好に補正されています。絞り開放からなかなかシャープで、最短から無限遠の撮影まで安定した像を結び、さらに絞っていくとシャープさに磨きがかかるのでファインダーを覗いているだけでゾクゾクしてきます。最短撮影距離は1.2m。 開放F値2.8の大口径がもたらすボケ味は、大変柔らかく美しいものです。極浅の被写界深度でも急にぼけるようなことはなく、ピントの山からじわりじわりと発生していく上品さ。室内撮影からポートレート、風景撮影にと幅広く活躍するレンズですが、気負うことなくさっと切り取ったシーンまでも作品に仕立ててしまう表現力に、思わず見入ってしまいます。

( Photography : T.Nakanishi & M.Ito / Text : KIMURAX )

絞り開放からピントピークでは、砂の一粒一粒まで丁寧に描き込んでいます。ボケに頼らなくても、そのシャープさは一目瞭然です。

雪に包まれたシルエットが奥のほうまでしっかりと見てとれます。絞り込んでいっても画質が荒れないのはさすがですね。

ワインディングロードの先のほうにピントをもっていたことにより、画面下部はぼかして、上部はくっきり。645Dの画面比率3:4の縦の広さを活かした画に仕立ててみました。雪をかぶった枝ぶりが忠実に再現されているのがわかります。

納屋に積み上げられたロール状の干草。そこに圧縮された一本一本を捉える細やかさもさることながら、ロールのシャドー部の表現はまるでエアブラシを吹き付けたかのような精細さが伝わってきます。

色乗りのチェック。実に良好です。プラスチックの色合いをまだらに覆う汚れの濃淡表現も、リアリティたっぷりです。

小春日和の心地よい眠りを表現すべく、絞り開放で前後をぼかしてみました。うっとりするような、柔らかなボケ味です。川のハイライトが、夢心地な雰囲気をうまく醸し出してくれています。

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フォーマットの大きさだけでなくレンズの焦点距離の力もあって、このあたりから中判の醍醐味が際立ってきます。まだまだ手持ちも行けるゾーンですよ!

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大事なレンズ、守ってください。

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