PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
写真整理の通信簿
My Grade in Photo Organizing
Kの場合
ファイル保管方法の要点
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ファイルの保管方法
フィルムスキャンデータ/デジタルデータを問わず、すべて日付別フォルダを作成しファイルを保管します。
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フィルムそのものの保管方法
全カットのスキャンを行うため、基本的にネガを見返すことがありません。そのためスキャン済みのネガは無造作に段ボールへ。ネガからのプリントは現像時にさほど時間を空けずに行っていたため不便はありませんが、フィルムとデジタルに両方取り組むようになったあたりからネガからのプリントは「ネガ捜索」が大変に。
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ファイル仕様
フィルムデータはA0程度までは伸ばせる解像度でスキャンしています。ファイル仕様はTIFF(16bit/稀に8bit)、同時に参照用としてサイズの小さなJEPGファイルを同名で作成して保管しています。デジタルデータは撮影時よりRAW/JPEGで記録、全データを保管しています。
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データの保管方法
時代と共にCD/DVD/ブルーレイと変遷しましたが、現在RAID 5構成のストレージに落ち着いています。8ドライブのストレージを2基構成とし、自宅と遠く離れた実家に置いてミラーリングして保管しています。容量が足りなくなれば1基のストレージにおける全てのドライブの容量を変更して、もう1基からデータをコピーします。その後同様の処置をコピー元のストレージにも行います。現在ストレージの容量を96TBへ拡大すべく検討中です。
ファイル管理方法の要点
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Adobe LightroomでEXIFデータによるファイル管理
フィルムスキャンデータ/デジタルカメラデータともに、Adobe Lightroomで一元管理を行っています。つまり新しいファイルが生まれるたびに、Lightroomでファイルの読み込みを行っています(カタログ追加)。
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ファイル検索キーとなるのは「撮影日(フォルダ)」と「機材名(EXIF)」
ファイルを探す際に、おおよそ「いつ頃撮影したのか」「どんな機材で撮影したか」ぐらいは記憶しています。Lightroomのカタログデータから「撮影年」を絞り込み、そこで表示される機材名を選択してファイルを探し当てます。大半は「撮影レンズ」で一旦絞り込みます。マウントアダプタを使用しているようなことが多々あるため、その場合EXIFに記録が残りません。それでもおおよそ「カメラ名」を記憶していて、それをキーに探し当てます。何も思い出せないことは殆どありませんが、稀に撮影年でのみ絞り込み、カタログをざっと眺めます。これで探し当てられないことはありません。
これは外出用PCの画面をキャプチャしたものですが、Adobe Lightroomの「ライブラリ」画面に「メタデータ」という項目があります。カタログに読み込んだすべてのカットの使用機材がまとめられて表示されるもので、「日付」「カメラ」「レンズ」それぞれを選択し、該当するカットを抽出することができます。
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検索キーの充実を図る
ファイル検索を行い、探し当てた際に、何らかのタグを付与したほうがよいなと感じたときには、タグを当てるようにしています。たとえば「桜」「車」と物の名前や「人物名」「地名」などです。他人がファイルを見ることを想定していないので、自分の中にある一定のルールで当てています。また少々の揺れはあり、それでよいと感じています。
特定の画像を選択して、右側の「キーワードタグ」を打ち込めば、画像にそのタグが付けられます。そして画面左上の「ライブラリフィルター」で、そのタグを使い絞り込みが行えます。
( 2020.05.11 )
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