PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
富士フイルム
充実したレンズラインアップに、魅力的な1本が新しく仲間入り
富士フイルムのXシステムは、X-Pro1というアナログ的な要素を多分に含んだオーソドックスなスタイルで幕開けし、当初用意されたレンズは「XF18mmF2 R」「XF35mmF1.4 R」「XF60mmF2.4 R Macro」の単焦点レンズ3本。単焦点レンズのみでのスタートを切ったところに、富士フイルムという会社のストイックな一面と、面白さを垣間見ました。時が経ち、Xマウント用のレンズはコンパクトにシステムを組める軽量な単焦点レンズ、便利でありながらも高い描写力を持つズームレンズも充実し、Gマウント用では一億画素を見据えたド級の単焦点レンズが充実しています。「このレンズを使いたいから富士フイルムのカメラを買う」そんな気にさせてくれる魅力的なレンズラインアップといえるでしょう。そんな中、軽量コンパクトながら6段分の強力な手ブレ補正を搭載し、最新の光学技術が濃縮された万能ともいうべき標準ズームレンズが登場しました。コンパクトなズームレンズのラインアップも充実し、Xシステムとしての完成度が高まっています。
FUJIFILM XF16-80mmF4 R OIS WR
取り回しの良さピカイチの万能標準ズームレンズ
本レンズはズーム全域でF4通し、35mm判換算で24-122mm相当の画角をカバーする光学5倍のズームレンズです。日常的に出会うおおよその光景はこれ1本でカバーできてしまいます。標準ズームは利便性が高く、多くのユーザーが常用するレンズでしょう。全長88.9mm、重量は440gと軽量コンパクトながら最新の光学技術がギュッと濃縮された1本。6段分の強力な手ブレ補正搭載で、あらゆるシーンを手持ちで撮影できます。
ポイント
常用レンズとして最適解。利便性に富んだ1本
まとめると
レンズ名に「WR」がついていることからもお分かりの通り、鏡胴の10ヶ所にシーリングを施した防塵・防滴と、マイナス10度の耐低温構造を採用。天候の変化もへっちゃら。不安定な天気での携行にも不安はありません。コンパクトなボディに見合うコンパクトなレンズで、しかも利便性が伴うといった最強のズームレンズ。旅先への携行にもオススメです。Xマウントユーザー待望の1本ではないでしょうか。