PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
- 本稿は、写真用フィルターについてより深い理解が得られるよう、その原理や構造を出来る限り易しい言葉で解説することを目的としています。
- 本稿は、マルミ光機株式会社による取材協力・監修のもと、すべてフォトヨドバシ編集部が考案したフィクションです。実在の人物が実名で登場しますが、本人と酷似する言動があったとしても、偶然の一致に過ぎません。
- 「新宿光学綜合研究所 長野分室」は、実在しない架空の団体です。
第10話
アルプスパンチ! なついろパンチ!
シンク・アバウト・マルミのフィルター(その4)
プロの写真家との協力体制のもと生まれたフィルターを紹介する第2弾です。今回は、写真家の鈴木さや香さんと共同開発によって完成した「アルプスパンチ!」「なついろパンチ!」。強い滲みや独特な色表現が楽しめる、他に類を見ない個性的なフィルター。何とそのキャッチフレーズは「解像度のいらない世界へ」。レンズの解像度を損なわないフィルター群の開発に心血を注いできたマルミが、踏み入ってしまった禁断の世界?!一筋縄では行かない製品開発の紆余曲折を伺ってきました。
※スペースの関係で今回も「長野ネタ」はお休みです。
フィルターメーカーとして禁断の領域へ?!
さぁ今回取り上げるのは、写真家の鈴木さや香さんと共同開発した「アルプスパンチ!」「なついろパンチ!」になります。 |
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あ、パンチ! |
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えっ、パッケージに「解像度のいらない世界へ」とか書いちゃっていますが。 |
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レンズ本来の解像力を落とさないよう心血注いでこられたマルミ殿が、まこと360度違うことをやってしまったわけでござるな。 |
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360度じゃ元通り。180度ね。 |
そう言われてしまうと、確かにそうでもあるのですが。第1話で、被写体をぼかして柔らかい印象で撮る「ソフトフィルター」や、被写体に光条などの効果を与えて撮る「クロスフィルター」を学びましたよね。像に変化を与える、すなわち解像感は落ちていて、、、 |
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よくもまぁ堂々と言っちゃいましたね。 |
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でもパンチ!シリーズは、ある種のユルさと発色の趣が独自の世界観を作り上げちゃったわけだけど。 |
いやいやまさしく、その通りで。 |
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監修された鈴木さや香さんからの持ち込み企画だったのですか? |
きっかけというか、はじまりは弊社からの声掛けでして。 |
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じゃ分厚い企画書とか試作品とか持参して、鈴木さんの所に行ってプレゼンしてみたいな? |
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一大プロジェクトですもんね。 |
え、は、まぁ、本来はそうすべきで、なのですが、えぇ。 |
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なんだか奥歯に物が挟まったような言い方でござる。 |
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うん、怪しい。 |
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当事者の鈴木さんに聞いちゃった方がよさそうだね、日を改めて。 |
- プロローグ 異動辞令下る
- 第1話 フィルター事始め - 写真用フィルターとは何か
- 第2話 デジタル時代のフィルター - 光学フィルターの危機か?好機か?
- 第3話 フィルターの構造についてちょっと - ガラス板と枠しかないけど、でもそこにはいろいろある
- 第4話 いかにしてフィルターは作られるのか - これぞ、ハンド・メイド・イン・ジャパン
- 第5話 今回はCP+の特集です! - マルミ光機@CP+2025 直前スペシャル
- 第6話 カイハツのハナシ - そこには未開の荒野が広がっている?
- 第7話 EXUS Lens Protect - シンク・アバウト・マルミのフィルター(その1)
- 第8話 StarScape - シンク・アバウト・マルミのフィルター(その2)
- 第9話 C-P.L PLASMA SPUTTERING KIYOSHI TATSUNO Limited Edition - シンク・アバウト・マルミのフィルター(その3)
- 第10話 アルプスパンチ! なついろパンチ! - シンク・アバウト・マルミのフィルター(その4)
- 第11話 たかがパッケージ。されどパッケージ。 - フィルターのパッケージデザインについて考える








