PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
“スロウ レンズ”
暗いレンズ特集 プロローグ:明るいだけがレンズじゃない
多くの方が憧れるハイスペックな大口径レンズ。その一方で小口径レンズという存在があります。小さいからこその“何か”を持っているであろうレンズたち、その暗いレンズにはどんな特徴があるのでしょう?
- コンパクトなレンズを作りやすい
- 少ないレンズ枚数で性能を出しやすい
- リーズナブルな製品が多い
- カメラ好きな人がなぜか好む
しかし、どうにも存在が地味(苦笑)。
例えば…オートバイ。
DUCATI PANIGARE V4
1103cc / 214ps
2,639,000円YAMAHA Serow 250
249cc / 20ps
564,840円
少々わかりにくい例えかもしれませんが、PY編集部にはオートバイ好きが多いこともあり、この例えがとてもしっくりきます。
同じオートバイ、高価で超ハイスペックなモデルもあれば、リーズナブルで肩の力を抜いてのんびりトコトコ走れるモデルもあります。これは車でもカメラでもレンズでもたぶんみんな同じですよね。
「どっちが楽しい」ではなく「どっちも楽しむ」が美しい!
…そう思いませんか?
この特集では、普段はなかなか目立たない小口径レンズに光を当ててみたいと思います。
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Vol.1 : 標準レンズ編
速い・うまい・安いを地で行くレンズたち。「安物」と侮ってはいけません。
OLYMPUS M.ZUIKO 25mm F1.8、Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8 G、SONY SEL50F18F FE 50mm F1.8、Panasonic LUMIX G 25mm F1.7 ASPH.、Canon EF50mm F1.8 STM -
Vol.2 : 暗いのに高いレンズ編
世の中には暗いのに高いレンズも存在します。なぜなのか。その秘密に迫ってみます。
SONY SEL35F28F FE 35mm F2.8 ZA、Leica Summaron-M 28mm F5.6、ZEISS Loxia 2.4/85 -
Vol.3 : パンケーキ! その1.機材編
カメラにマウントして楽しむパンケーキレンズ。大きなボディに小さなレンズのアンバランスさが見所です。
PENTAX HD-DA 40mmF2.8 Limited、Canon EF40mm F2.8 STM、FUJIFILM XF27mmF2.8、Nikon GN Nikkor 45mm F2.8 -
Vol.4 : パンケーキ! その2.撮影編
こんなに小さくてもしっかりよく写ります。肩の力を抜いて撮影を楽しみましょう。40mmの楽しみ方についても。
smc PENTAX-DA 40mmF2.8 XS、Canon EF40mm F2.8 STM、FUJIFILM XF27mmF2.8、ZEISS Tessar 45mm F2.8 -
Vol.5 : オールドレンズ編
現在のレンズのルーツにも繫がるオールドレンズたち。当時は大口径として生まれてきたものも、現在の基準では暗いものになってしまう。レンズ遊びの「もうひとつ」の入り口として。
Leitz Summaron 3.5cm F3.5、Leitz Elmar 5cm F2.8 & F3.5、Leitz Summaron 2.8cm F5.6、Canon 25mm F3.5