PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH vol.1 vol.2
「会話」
with LEICA M10
仕事や趣味に関わらず写真を撮っていて「いいな」と思うことは、その場や被写体となる皆さんの世界に居候?できるところです。撮り始めた頃はファインダーの向こう側を「こねくり回す」ようなことも多々あったと思います。撮り続けていくと、そんなに大それたことができるもんじゃないなと当たり前のように痛感させられますし、何周回っての話なのかはわかりませんが、そもそも写真を撮り始めたきっかけは居候なんだなと、このレンズでの撮影を通して、またあらためて思い返す次第です。画角的に、それなりに注視した範囲が写って、開放で撮ればピントは薄く極一点。撮った写真を自宅で見返せば、何を見ていたかがまさに目に見えて分かりやすい。なかなかこっ恥ずかしさを感じさせられるスペックのレンズです。こりゃなかなか挑み甲斐がありますよ。
これまで世の中は人が集まることを散々考えて動いてきました。それがいきなり「会うな」という真反対の話になって、否応なくいろいろ考えさせられるものがありました。毎度、公開日に追われて「何を撮ろうか・・」と街をほっつき歩くわけですが、今回やたらと人々が会話しているシーンばかり撮っていたようです。会話とはそのまんま会って話すと書きます。人が会って笑って、そんなシーンはやっぱりいいなと思います。まだまだ大変ではあるのですが。ともかく、ファインダーを覗いていてお裾分けをもらった気分になりました。
( Photography & Text : K )
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お買い得大口径標準レンズ特集
( 2022.09.15 )
Mマウント最速レンズ。標準レンズとしては破格に薄いピンとが描く世界をぜひご堪能ください。侮れませんよ。
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