SIGMA APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率  
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

なんと、サンニッパをズームレンズにしてしまった本レンズ。確かに大きく重いレンズですが、300mmから120mmまでレンジが拡がることで、サンニッパとは違う新たな使い道が拓かれました。主に風景撮影などではズームすることで重宝しますし、テレ端300mmでF2.8の絞りが選択できることで、絞りを開けた違ったアプローチが可能に。スポーツの撮影などでは、被写体をアップで切り取るだけでは無く、まわりを含めたフレームも可能となるため、こちらでも重宝することでしょう。また、初代には手ブレ補正機構が搭載されていませんでしたが、二世代目となり実装されたことでより使い勝手が増しました。開放から目の覚めるようなシャープさで、開放からガンガン使える描写。ボケ味も、画がシャープなわりには大変美しいといった印象です。

( Photography : T.Nakanishi / Text : KIMURAX )

抜群の立体感ですね。目が痛くなるようなシャープさは単焦点に迫るものを感じます。ごまかしのない、痛快な描写です。

実に細やかな解像には目を見張るものがあります。被写体の息吹が伝わってくるようです。

コントラストが効いていていいですね。朝の清々しい空気までも写り込んでいるようです。

手ブレ補正機構があればこそ、三脚から解き放たれた自由なカメラワークは、切り取りたい被写体へと惹きつけられていきます。