シグマ社インタビュー[01]

 

シグマが市場にリリースするカメラとレンズは、いつの時代も前衛的。そしてユーザの「あればいいな」を、矢継ぎ早に、そして重層的にリリースしてくる、そんな「かゆいところに手が届く」実にきめ細かなマーケットへの対応が印象的なメーカーです。筆者はかつて自動車メーカーに勤務し、生産現場にも携わってきました。車とカメラ/レンズと物は違えど、シグマの製品ラインアップそしてそのリリースのスピードは驚異的ですらあります。車の生産工場と言えば、ベルトコンベアで流れる生産ラインが皆さんも思い浮かぶでしょう。新たな製品をリリースするといっても、そう簡単な事ではないのです。むしろ現状のラインで組み立てられる枠内で製品が企画・設計され、量産化されるといって過言ではありません。こんな過去の記憶を辿ってみると、シグマの生産現場には、私の知らない世界がきっと待ち受けているのだと想像します。そんなわけで、今回シグマ社にご協力いただき、同社の生産を支える会津工場を案内していただきました。まずは、その模様を皆様にお届けしたいと思います。そして場所をシグマ・本社へ移し、Foveonセンサーとの出会いからこれまでについて伺ってきました。こちらも併せてお届けしたいと思います。

(撮影:ヨドバシ.com編集部 A.INDEN/M.ISHIZUKA , 聞き手:同・K )

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