PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
PENTAX WG-1000 / SHOOTING REPORT
水深15mまで撮影できる本格防水性能を持つコンパクトデジタルカメラ「PENTAX WG-1000」を紹介します。幅約116mm、高さ約68.5mm、奥行約50.5mm、質量約220gとコンパクトなボディに、35mm版換算27-108mm相当の光学4倍ズームを搭載、デジタルズームを使えば最大24倍まで拡大が可能とのこと。約1635万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSイメージセンサーを採用し、クリアな写真を実現。そして7つのモードにより水中、花火、夜景など設定を悩みそうなシーンでの撮影をサポートします。高さ2mからの落下試験をクリアした衝撃性能を有し、建設現場での活用を考え、公共建設工事などの電子納品に適した「CALS」モードに対応。更に次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素水での消毒が可能で、医療現場や製造ラインでも安心して使用できるとのこと。水中、雨の中などカメラを使うのを躊躇しそうな条件でも安心して使える本格防水アウトドアカメラ。その写りをご覧ください。
( Photography & Text : A.Inden )
まずは磯遊びから。タイドプールにいる魚を探して、駆け回る子供達の足。なかなかじっとしてはくれないので、AUTOにしてカメラ任せで「この辺かな」とパチリ。水中でもAFは難なく機能するという頼もしさです。
クローズアップ撮影での解像力は高く、波に洗われたばかりのフジツボの質感描写が素晴らしいですね。最短撮影距離はワイド端0.6m、テレ端1mですが、ワイド端ではマクロモードが使え0.05mまで寄ることが可能です。マクロモードのままで無限大まで撮影できるので使い勝手がよく、気が付くとワイド端、マクロモードを多用していました。
撮ることに集中していたら突然波が。普通のカメラではアウトですがノープロブレムです。
解像力は高く、色も自然、シャドーも潰れずまとまりのいい画です。
絞り、シャッタースピード、ISO感度を設定できるマニュアルモードにて。雨粒が落ちた水の表情を出すために、シャッタースピードを1/125秒、絞りを開放に設定。露出はディスプレイを見ながらISO感度で決めています。雨の日に地面スレスレに構えることができるのも防水カメラだからこそです。
トーンが豊かな美しい描写です。センサーサイズが大きくないコンパクトデジタルカメラに、しっとりとした表現はあまり期待していなかったのですが、この画を見てしまうと、雨の日が待ち遠しくなります。
カメラ片手に、お神輿に最接近。コンパクトなカメラだから邪魔にならずに、サクッと撮影できるのがいいですね。コントラストも彩度も自然で臨場感が伝わってきます。(お祭りでは、周りに十分注意して撮影してください。)
写真の色調や特殊加工が施される「色彩」を搭載し、「日本スタイル」「フランススタイル」「ネガ」など20種類の写真表現が楽しめます。
タフでリアルな描写が魅力の本格的アウトドアカメラ
アウトドアで遊びながら楽しく撮るには、汚れや水飛沫なんか気にしないコンパクトでタフなカメラがいいですね。さらに水中まで撮影できれば言うことなしです。「PENTAX WG-1000」は水深15mまで撮影でき、高い衝撃性能を持つアウトドアカメラ。本カメラを持てば普段撮れないシーンを積極的に狙ってみたくなります。海にザブッとカメラを入れるなんて、どんな画が撮れるのかワクワクしませんか。その写りは、ズーム全域でクリアな描写。特にワイド端でのクローズアップの画は驚くほどシャープで、リアルに被写体の様子を伝えているではありませんか。この写りは、生息状況を正確に記録する観察写真にもってこいだと感じました。水がフィルターのようになる水中でもクリアな描写を担保するわけですから、解像力だけでなく、コントラスト、色の表現を丁寧に吟味しているのでしょう。アウトドアで遊びながら写真も撮りたい。そんな方には付属のカラビナストラップで、いつもでも手に取れる位置にぶら下げガシガシと使える本カメラは、最高のパートナーになると思います。遊びにかける費用を圧迫しない懐に優しい価格も魅力的ですね。今なら夏本番に間に合います。グッズの一つに加えてください。
( 2025.06.04 )
手軽な価格で本格的な水中撮影が可能なアウトドアカメラ。
もっと深く潜りたい方にはWGシリーズ最高となる水深20mまで撮影可能な本カメラを。