PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
OLYMPUS マクロコンバーター MCON-P02
[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ
マクロコンバーターの第二弾となるMCON-P02。こちらはレンズが1枚増した1群2枚構成となっています。バヨネット式にてワンタッチでマスターレンズに装着でき、カラーは黒のみ。リーズナブルにクローズアップ撮影が楽しめるとあって、今はまだマクロレンズを買うほどの余裕は無いけれど、マクロ撮影に興味があるという方には大変ありがたい存在です。マスターレンズの解像感はそのままに、最短撮影距離が縮まることによりボケ量もアップ。簡易マクロとしての満足感はなかなかのものです。もちろん等倍マクロと比べちゃいけませんがね(笑)、あと一歩寄りたいというシーンで重宝します。対応するマスターレンズは豊富にありますのでメーカーサイトを覗いてみてください。これさえあれば手持ちのレンズの利用範囲が広がるわけですから、活用しない手はありません。またアクセサリーや小物などの撮影をする場合は、別売のマクロアームライトMAL-1も一緒に使うのがおすすめ。LEDによるきれいなライティングが施せます。と、いろいろと凝りたくなるものマクロ撮影の楽しみ。さあ、もっと被写体に近づいていきましょう。
( Photography : T.Nakanishi / Text : KIMURAX )
マクロコンバーターをつけだしたら、いつもと違う視点になってくるから面白いものです。こちらは植物の周りを舞う虫からの視界といったところでしょうか?ちょっとしたグラフィックアートにも見えてくるから不思議。じゃあこれにアートフィルターを使ってみたら…といろいろな発想が刺激されちゃうわけです。
装着後も明るさに変化がないので、テレ端F5.6のズームにつけてもそれ以上暗くならなくていいですね。
ピント合わせはかなりシビアになりますので、エクストラカットもちゃんとキープしておきましょう。こちらはブランドマークを捉えたカット。風防ガラスへの映り込みが柔らかくぼけたことで、文字盤がまるでベールを被っているようです。硬質なイメージの腕時計とは異なる趣も、なかなかハマっています。
ズームレンズで使用するとテレ側ではクローズアップ効果が強く、ワイド側になると弱まります。ただいずれにしても、MCON-02を装着すると被写体にしっかりと寄れるようになるので、小さな存在も迫力たっぷりに描けるわけです。身近な所にも素敵な被写体がゴロゴロしていることに気づきましたか?
( 2014.07.15 )
オリンパス・ペンシリーズのシステムを大きく広げるアクセサリー。しかもお手軽。こちらはフィルター径37mm・46mmのM.ZUIKO・M.ZUIKO PREMIUMシリーズのレンズ7本に対応しています。