OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO vol.1 vol.2

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率  
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

光と影
with OM-SYSTEM OM-1

超広角特集ということでワイド端のみで撮影してきました。本レンズのワイド端8mmはフルサイズ換算で16mm相当。時にダイナミックに、時に伸びやかに、さまざまな景色を丸呑みする16mmの画角はレンズ先をほんの少し振るだけでもその印象を変えていきます。たくさんの表情を持つところが魅力の一つ。今回は、その表情豊かな超広角の特性を活かしながら、光と影を利用して画面構成をなるべくシンプルにしてみようと考えました。頭の中に浮かんでいたイメージは幼い頃によく見た「影絵」。視覚情報としては映し出された影のみになりますが、不思議と単調に感じることはなかったような気がします。脳内でもろもろを補完しながら見ていたせいもあるのでしょう。「不思議と単調に感じない。」今回は、これをレクリエーションの終着目標としました。

撮影は、光と影を意識しながらシンプルな構図に落としこんでいく。これだけのことなのですが、これが楽しいのなんの。テーマを掲げそれを遂行していく面白さを感じましたし、シンプルな構図によって超広角の遠近感が顕著化され、改めて超広角って面白いなと。これはテンポの良い撮影ができたからこそ、信頼できるカメラシステムであったからこそ、享受できた喜びかもしれません。

»「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」の実写レビューはこちら

( 2022.12.09 )