OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO, Photo by KIMURAX

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO vol.1 vol.2

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

Artificial Island DAIBA
with OM SYSTEM OM-1

OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO, Photo by KIMURAX

今回使用したのは「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」です。35mm判換算で14-28mm相当の画角になりますが、超広角特集ですからズーム封印でワイド端のみでの撮影。発売から早いもので7年が経ちますがよく写る超広角ズームレンズです。ところで、かのフリー百科事典Wikipediaに『人工島の一覧』という項目がありまして、覗いてみると世界各国にある人工島名がずらりと並んでいます。アジアからヨーロッパ、アフリカ、オセアニアと網羅されているのですが、なんと一番多い国が日本で70数か所。それに次ぐ多い国でも10か所程度ですから、面積の差こそあれ日本の人工島保有数の突出ぶりが際立っていることがわかります。解説の冒頭「現在、人工島は高価であるが、土地不足の問題を有する多くの都市（東京の台場や・・・」と書き始められており、代表例の一つとして“台場”の名前が。時折、レビュー用の撮影で訪れるのですが新橋駅からゆりかもめで、あるいはクルマでもさくっとアクセスできるものですから、“島”だという認識が希薄だったというのが正直なところです。なにせ島という言葉が持つイメージからは遠い印象の台場周辺。海は近いがごりごりの都市風景、未来的な雰囲気がたっぷり。90年代後半に宇宙ステーションのようなギラッとしたフジテレビの社屋が完成した時のワクワク感を覚えています。それが20年も経つと見慣れた景色になってしまうのですが、いまだにゆりかもめに乗る度に窓から銀の球体が見えてくるのを心待ちにしている自分がいます。不思議なものです。というわけで、また今度来たときはどんな写真が撮れるのか楽しみなエリアです、超広角レンズで。

( Photography & Text : KIMURAX )

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