PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
OLYMPUS フィッシュアイコンバーター FCON-P01
[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ
マイクロフォーサーズ用14-42mm F3.5-5.6ⅡおよびⅡ Rのレンズ先端に装着して使用するフィッシュアイコンバーター。フィッシュアイというだけあってそれなりの歪みをもたらしますが、フルサイズ換算で20.8mm相当、画角は120°と一般的なフィッシュアイに比べて画角は狭いので、使いこなしにさほど難儀することもないかと。コンバーター装着による画質の低下も、ほとんど感じさせないレベルです。レンズ先端から7cmまで寄れるとあって、歪みと近接を積極的に取り入れて、特有のデフォルメをお手軽に楽しませてくれる1本いや0.5本?。これからフィッシュアイに挑戦してみたいという人には、まさにぴったりのツールではないでしょうか。
( Photography : S.Zets / Text : KIMURAX )
フィッシュアイコンバーター非装着(上)と装着(下)の比較。ワイド端での撮影がメーカー推奨となっていますのでそれに準じています。装着すると周辺の画像がたっぷりと入り込み、周辺の歪曲は盛大(手前2階席の壁が顕著)に。向こう側の2階席の壁は、歪みの最も少ない画面の中心に配置しているので、ラインがよく出ています。このポイントを意識しておくと、画作りがしやすくなりますのでご参考までに。さすがはフィッシュアイ、フルサイズ換算28mmのマスターレンズの広角を遥かに上回るワイド感ですよね。
水平、垂直の歪曲はこの程度です。
写し込む範囲が広くなるので、大変伸びやかな撮像となります。周辺画質も悪くないです。
なるほど、画角が180°の対角魚眼から比べると控えめな歪曲ですから、使いこなしに困るということはないでしょう。これなら使えるシーンがかなりありそうですね。マスターレンズさえあれば、リーズナブルなコンバーターを入手するだけで、いろいろと遊べるのは魅力です。
歪みを積極的に楽しもう。