PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
SAEDA
日本総代理から自社ブランドまで手掛ける、広島の「おらが町のカメラ屋さん」
株式会社SAEDAは1958年、広島に創業した佐衛田カメラに始まり、現在でも広島県内に「カメラのサエダ」7店舗を展開している地元のカメラ屋さん。でもそれだけにとどまりません。自社ブランド「BECKS」「B.e.」を立ち上げ、さらには「Loupedeck」「Phottix」「Holga」といった海外アクセサリーメーカーの国内総代理店業もこなす、老舗ながらも気鋭な会社です。
Loupedeck Loupedeck CT
省スペースと多機能を実現したコンソール
写真と映像の編集用コンソールで、昨年発売されたLoupedeck+の上位機種として登場しました。Loupedeck+はAdobe Lightroom ClassicやAdobe Premire Pro、Skylum Aurora HDR、Phase One Capture One Proに対応したコンソールでしたが、操作ボタンにAdobe Lightroom Classic用の機能名を表記していたため、他のソフトを使う場合に若干の違和感がありました。そこでこのLoupedeck Loupedeck CTではタッチボタンやタッチスクリーンを備えたホイールを搭載し、ソフトごとの機能を割り付ける事でより汎用性が高くなったことがいちばんの特徴です。見た目もかなり変わりましたが、何より大きさがぐっと縮まって小型になったことも、実際の現場(というのはつまりデスクの上のことですが)では嬉しい要素でしょう。どうして小さくできたかというと、使用する場面ごとに(例えばカット編集、カラーグレーディング、オーディオ調整など)、機能を割り当てたボタンやホイールのセットをまるっと切り替えることができるからです。ナイスアイディア!
ポイント
多くのソフトにフィットするように改良された編集用コンソールの決定版
まとめると
プロ用機材に分類されるものですが、アマチュアが使っちゃいけないなんていう決まりは勿論ありません。むしろアマチュアの人こそ、こういう効率化を図るツールは積極的に導入すべきだと思います。どんなやり方でも結局は「慣れ」なんでしょうけど、その「慣れた時」の時間短縮とミスの起こりづらさ、そして身体の疲れにくさは、キーボードとマウスだけの場合とは雲泥の差でしょう。設定も操作も実に簡単。びっくりするほど高いものでもないですし、マウスを動かすだけのスペースがあればこのコンソールが置けてしまうわけで、導入へのハードルは、実は何もありません。そう考えると、急にこれを身近に感じてきませんか。