PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
アルカスイス・インターナショナル
1926年スイスで創業、現在はフランスに本拠を置くビューカメラのメーカー
アルカスイスで製造されたビューカメラは、レンズ、蛇腹、ガラス(ファインダー)の3点がモノレールに乗っているようなシンプルな形をしており、そのモノレールを支えるために開発されたののがアルカスイスの雲台です。1964年に発売された自由雲台は、形を変えながら現代まで作り続けられ、最も安定した自由雲台と呼ばれています。そこで使われているクイックシューの規格はアルカスイス互換規格と呼ばれ、現在多くのメーカーがこの規格で雲台などの三脚関連商品を作り出しています。
- ARCA SWISS core60
- ARCA SWISS core75
コアレベラー雲台 core60 / core75
X軸、Y軸をでコントロールするスイング雲台
アルカスイスからは、Lシリーズコアレベラー60/75が登場します。三脚に取り付けて使うカメラの水平を微調整するためのレベリングユニットで、ギアヘッドがスイングすることにより被写体位置をほぼ変えずに水平、垂直の微調整が可能になります。コア75はコントロールノブをX軸、Y軸を+/-15度、コア60は+/-10度の範囲で微調整ができます。
ポイント
被写体位置をほぼ変えず水平垂直をコントロールするスイング雲台
まとめると
三脚を使用し建築を撮ったり物撮りをしていて「あとちょっとカメラを動かしたい」と思ったとき、通常の雲台で微妙に角度を修正しようとすると、角度が大きく動いてしまう経験をしたことがありませんか。そんな時、ギアヘッド付きの雲台を使えばギアを回して微調整が可能になります。そしてギヤで動いているのでロックをせずに任意の場所に留めることが可能です(もちろんロック機能も付いています)。シビアな撮影を要求されるプロユースの雲台ですが、実際使ってみると、その繊細な動きの一つ一つに意味があるのだなと感じられるのではないでしょうか。