PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
オリンパス
過剰なまでに厚みを増し、ラインナップの充実度はミラーレス随一
ミラーレス随一の製品ラインナップを誇るオリンパス・マイクロフォーサーズレンズ群において、超高性能な「PRO」シリーズを更に充実。今回登場しました「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」により標準域のズームレンズだけで3本と更なる厚みを増してきました。標準ズームとして扱いやすい画角をしっかりとカバーしつつも、ボディサイズ同様コンパクトにまとめることにより、最新モデルであるOM-D E-M1 Mark IIIと組み合わせれば小型軽量なフラッグシップモデルの完成となります。
なお、2020年6月25日にカメラ・レンズを含む映像事業について、外部へと事業譲渡されるとの報道がありましたが、これは事業終了をアナウンスするものではなく、映像事業は継続されます。引き続き高品質かつ信頼性の高い製品を提供し続けるとのことですので、完成度の高いオリンパスのマイクロフォーサーズシステムは今後も健在です。またオリンパス製品のカスタマーサポートも継続するとのことですので、安心してご利用・ご購入ください。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
オリンパス自慢のPROレンズのニューフェイス
フルサイズ換算24〜90mmと標準域をカバーするズームレンズとして十分な画角を持っていますから、常用レンズとしていいですね。信頼のPROレンズですから、写りは期待以上。ボディ同様の防塵・防滴性能は非常に高く、過酷な環境でも安心して投入できる頼もしい1本です。また優れた近接性能により、ズーム全域で0.5倍(フルサイズ換算)の最大撮影倍率を持ちますから、被写体を同サイズにクローズアップしながら、背景の写り込みやボケ量などをコントロールできます。
ポイント
開放をF4と抑えることで非常にコンパクトな標準ズームレンズとなりました。
まとめると
オリンパスのPROラインにはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 PROやM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROなど高性能な標準ズームレンズが既に存在していますが、その製品ラインナップを過剰なまでに厚くする1本の登場と言えます。画質に妥協することなく、マイクロフォーサーズらしいコンパクトさを持ち、しかもPROレンズとしてはリーズナブル。同時発売のOM-D E-M1 Mark IIIの最初の1本としてもベストマッチングです。