PHOTO YODOBASHI

ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SORI2 - 新宿光學總合研究所

  • 本稿は、写真用フィルターについてより深い理解が得られるよう、その原理や構造を出来る限り易しい言葉で解説することを目的としています。
  • 本稿は、マルミ光機株式会社による取材協力・監修のもと、すべてフォトヨドバシ編集部が考案したフィクションです。実在の人物が実名で登場しますが、本人と酷似する言動があったとしても、偶然の一致に過ぎません。
  • 「新宿光学綜合研究所 長野分室」は、実在しない架空の団体です。

第11話
たかがパッケージ。されどパッケージ。
フィルターのパッケージデザインについて考える

今回はフィルター本体を離れて、その「纏いもの」たるパッケージがテーマです。どんな商品でもパッケージって大事ですよね。消費者はパッケージから中身を想像するしかない場合も多いですし、パッケージデザインの良し悪し(好み)で商品を手に取ることもしばしば。さらに環境意識が高まっている昨今では、できるだけ簡素なパッケージのものを敢えて選んで買う風潮も見られます。ところで写真用フィルターのパッケージについて真面目に考えてみたことってありますか? ないですよね。それが普通です。なので今回はそこを掘ってみました。たかがパッケージ。されどパッケージ。やはりいろいろあるみたいですよ。

  1. いつもの長野ネタ
  2. マルミのパッケージは、ちょっとアレ?
  3. マルミのパッケージデザインを俯瞰する
  4. 近寄ると感電するぜ!なスゴい奴
  5. ダブルパンチ!で藤原室長ご難
  6. マルミのパッケージはどこへ行くのか

いつもの長野ネタ

慎んで正直に申し上げますと、

2号

どした?

3号

ネタが尽きてきたでござるよ。長野県。

2号

2回休んだのはそういうわけか。

3号

いや、あの、決してそういうわけでは・・・とにかく、今回はこれを紹介することで勘弁してもらうでござる。

PHOTO YODOBASHIhttp://www.nagano-yoron.or.jp/

2号

これは?

3号

一般社団法人 長野県世論調査協会(Nagano Association for Public Opinion Research)というところのホームページでござる。これがどんな団体かというと、「世論調査に関する事業を行い、長野県民の動向を敏速に把握し、客観性及び信頼性のある調査結果を県民に提供することにより、県民生活の発展に寄与する」とあるでござる。

2号

えーと、要するに「長野県民のナウ」を知ることで県民がより長野県のことを理解し、素敵な毎日を過ごせるようにする・・ってことね。へええ。こういうことをしている団体って他にもあるのかしら。

3号

ホームページに「地方では全国的にもまれな世論調査団体」とあるので、他にはあまり無いものでござろう。で、調査結果もちゃんと公開されているでござる。ほれ、これはそのうちのひとつ(PDF)。

なるほどおもしろデータ われら信州人
http://www.nagano-yoron.or.jp/pdf_report/2023/warerashinshujin.pdf

2号

あら何コレ。目次を見るだけで、もう面白そう。

3号

というわけで今回はこれをじっくり読みながら、各自「へー」と言う回にさせていただきたく候。

2号

確かに面白そうだけどさ、やっぱり調べるのが億劫になってるだけだよね?


マルミのパッケージは、ちょっとアレ?

3号

何をじっと見ているでござるか?

2号

マルミの総カタ。

PHOTO YODOBASHI

3号

紙の総合カタログというものを、久しく手にしていないでござるな。今やすべてネットで調べるでござるからな。それにしてもマルミの総カタは全20ページ、なかなかの情報量でござる。

2号

だけどこうして見るとさ、マルミのパッケージデザインって、ちょっとアレよね。

3号

アレとは?

2号

分かるでしょ、なんかアレなのよ。上手く言えないけど。いや、本当はハッキリ言えるんだけど、ハッキリ言っちゃいけないというか。言ったら怒られるというか。

PHOTO YODOBASHI

3号

なるほど。でも、これらはワザとそうしているんではござらぬか。「敢えて戦略的に」というやつでござる。

2号

えー、 そうかなあ?