PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
風景写真の撮影場所、どうやって探してる?
Looking for my landscape
突然ですが、
「富士山の写真を撮ってきてください」
とだけ言われたら、まず何をしますか? そうです。「どんなふうに富士山を撮るか」を考えますよね。富士山そのものは常にそこにあるけれど、季節や時間帯、さらには天候によって、その表情は大きく変わります。いつ行けばいいのか。そしてもうひとつ大事なのが「どこから撮るか」。つまり「場所」です。ただ撮るだけなら、撮影ポイントはいくらでもありますが、果たしてどこから見た富士山が自分のイメージに一番近いのか。富士山を撮った経験が無いとしても、そこはなんとかして探して、最終的に場所を決定して出かけることになります。
上の例は「富士山を撮る」という、被写体が明確になっているケースですが、もっと曖昧な場合もあります。「なんかさあ、こう川があってさ、橋がかかっててさ、夕日が水面に反射してて、橋を渡る人がシルエットになって・・・」みたいなやつですね。こうなると、場所探しはちょっと難しくなります。それでも、まぁなんとかして探すわけです。
もっと曖昧になると「どっかに面白い景色ないかねえ?」なんていう、ヤル気があるのか無いのか、さっぱり分からないようなことも、実際にはあります。こうなるともう探しようが・・いやいや、それでもなんとかして探すのです。
そうです、キーワードは「なんとかして探す」です。
私たちも仕事/趣味に関わらず、「どこで撮るか」という問題には常に頭を悩ませています。その点に関してはまさに「なんとかして探している」だけなのですが、それぞれ身についてしまった探し方があるようなので、ここで紹介させていただきます。果たして参考になりますかどうか。