PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン

SONY
ホットな映像世界を体感できるソニーブース
展示ホールに入って左奥のエリアにどんと構えるソニーブース。いつものことですが広い、とにかく広い。どっと人の波が押し寄せてもなんのその、ゆとりを感じさせてくれる包容力があります。真っ先に見えてくるのがシネマカメラの撮影体験コーナー、フードフォト撮影体験コーナー。ブース正面にはおなじみのレンズラインアップの展示。そして一番目を引く中央の一角にはスポーツ撮影体験コーナーがあり、剣道やアクロバティックな動きをする被写体で試写することができます。CP+開催に合わせて発表されたのは、超望遠ズームの「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」と広角単焦点の「FE 16mm F1.8 G」。いずれも体験コーナーで手にすることができます。
FE 400-800mm F6.3-8 G OSS
α未踏の800mmゾーンへ
- レンズ
- 3月19日発売予定
待望の超望遠ズームの登場です。800mmまで届くレンズですから、視界が広い階段で上がった野鳥・スポーツ撮影体験コーナーで試写することができます。やはり人気の新製品、階段の手前で整理券を発行してもらい順番を待つことになりますが、必見です。600mmからさらに引き寄せられるテレ端800mmはαユーザーにとって望外のスペックですからね。超が付くほどの長玉ですからリニアモーターを2基搭載し、ビックリするほどの高精度なAFでビシバシ狙ったものを逃しません。しかも静か。インナーズームですから、手持ちでもストレスなく振り回せる予感がプンプン。レースシーンでも大活躍すること間違いないでしょう。確かなAF、シャープな撮像。そんなわかりやすさはもちろん、あらゆる挙動・操作性が精緻化されており、触れるほどに撮るほどに、さすがはGレンズだなとしみじみするわけです。細かなスペックはメーカーサイトをご覧いただければと思います。テレコンバーター無しで800mmまで届くGレンズの登場というビックニュース。超望遠レンズに興味がある方も、特にない方も、αユーザーの方はぜひとも手に取って、Gレンズクオリティをずっしりと感じてみてください。
FE 16mm F1.8 G
小粒でもピリリなGレンズ
- レンズ
- 4月11日発売予定
時代の要請とでも申しましょうか、超広角単焦点16mmの登場です。「FE 16mm F1.8 G」。特に目新しい焦点距離ではありませんが、動画ユーザーにとってはとても重宝する一本となることでしょう。会場で試写できるのは、ポートレート撮影体験コーナーです。ブース中央にあるのですぐにアクセスできます。サイズは、全長:75mm、最大径:73.8、フィルター径:67mmのコンパクトサイズにして、重さは304g。このサイズにしてリニアモーター2基を搭載し、至って静かに、そしてスピーディかつスムーズなAFで被写体を捉え続けてくれます。ジンバルに据えても挙動への負荷が少ないでしょうし、何といってもGレンズです。表現力ある撮像は折り紙付き。その精緻な写りは動画もさることながら、写真撮影においてより実感しやすいと思います。風景からスナップ撮影はもちろん、建築撮影やF1.8を活かした夜景撮影にと幅広い撮影シーンで威力を発揮してくれることは想像に難くありません。
α1 II
極み深まるフラッグシップ
- カメラ
- 発売中
αボディでは最新モデルとなるα1 II。もちろん撮影体験コーナーで試写できます。さすがのフラッグシップ、お値段はおおよそ100万円という大台に届きそうなモデルですから、実際に手にしたことのある方は少ないかもしれません。発売からまだ3か月ですしね。今回のCP+はα1 IIに触れる絶好のチャンスです。実際に手にさせていただいたデモ機は連写モードに設定されていましたが、とにかく速いわけです。この時のステージで披露されていたシーンは剣道でしたが、トラッキング精度はびっくりするほどで、画面内に納めさえすれば一瞬にして捉えてくれます。被写体をフレーム内に収めておくだけでしっかり被写体を追ってくれるので、被写体の動きに撮り手がどれだけ反応できるのかが重要になってくるようにも感じました。背面モニターでの確認ですが、5010万画素の写りに不満を抱くようなことはまったくなく、さすがの解像力で撮り手の心を満たしてくるわけです。実のところ触らなければよかったと思いました。欲しくなっちゃいました。会場にお越しの際はくれぐれもお気を付けください。