PHOTO YODOBASHI

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SIGMA

「SIGMA BF」を見て触って体感したい人で大行列

とにかく人で溢れていたSIGMAブース。それもそのはず、先日2月24日に「SIGMA BF」を筆頭に、革新的な新製品がドドドドッと発表されたのですから。ブースでは、発表されたばかりの「SIGMA BF」、シグマ初となる「白レンズ」の大口径超望遠ズームレンズ、そしてミラーレスカメラ向けレンズとしては初の18.8倍ものズーム倍率をもつ高倍率ズームレンズを筆頭に、様々な製品のタッチアンドトライが可能です。刷新されたワードマーク(ロゴ)にシンボルマークが散りばめられたシグマブースの雰囲気は、まるでアートギャラリー。すべての展示物が美しく配置されています。「SIGMA BF」を触れるチャンスです。行列に並んでください!


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SIGMA BF

アルミニウムの塊から削りだしたユニボディ構造 内蔵230GBメモリーを搭載

  • カメラ
  • 2025年4月発売予定

なななんと、シグマがまたまた予想を覆すようなカメラを送り込んできました。その名も「BF」。明治の思想家哲学者の岡倉天心が英語で出版した「Book of Tea」にある、「Beautiful Foolishness(美しき愚かさ)」から着想を得たネーミングとのことです。いきなり話がその境地に達するあたりが、まさにシグマ節。機能云々よりもまず開発の背景にある思想、そしてそれを体現したスタイルに魅了されました。何というシンプルさ、そして美しさでしょう。正面にはメーカーロゴすらありません。アルミ切削ユニボディといえば10年ほど前に発売された「LEICA T」を思い出す方も多いかと思いますが、このBFに「やられる」方も相当出てくるのではないでしょうか。多方面で紹介されているスペック云々は、まあここで新たに繰り返す必要もないでしょう。一番印象的だったのは、自分たちが一生懸命作り上げたものを、愚かと言えてしまうところ。素敵。カッコいいですよ。シグマというメーカーは、例えばKyotographieなどの国際写真展でも、たくさんの写真集を自由に閲覧できるギャラリーを設けたりと、その貢献の仕方が単に写真機材をPRするだけにとどまらないのですよね。そういう写真文化を含む、人間の文化的生活全般を俯瞰して見ることができる数少ないメーカーなら、こんなカメラが出て来るのはむしろ自然な流れかもしれません。メーカーのロゴも、創業時の思想に立ち返り刷新され、さらに写真文化の発展に貢献する「シグマ財団」の設立にも着手しているとのことです。とにかく、シグマは見えているものが初めから違う。写真って何だろう。カメラって何だろう。そんなグラウンドからスタートしているんです。

  • PHOTO YODOBASHISigma BFは、フルサイズセンサーを搭載するLマウントのミラーレスカメラ。参考価格は38万5,000円。色はブラックとシルバーの2色展開です。アルミブロックから削り出されたボディは、マテリアルそのものが持つ質感を饒舌に伝えてきます。なにせ美しい。手に入れれば本当に嬉しいカメラだと思います。「過激なまでにシンプルに」と謳われている通り、EVFやホットシュー、メモリーカードスロットさえ非搭載。代わりに230GBの内蔵メモリーを搭載しています。最高画質設定でJPEG画像なら14,000枚以上、ロスレス圧縮RAW画像なら4,300枚以上、動画なら2.5時間以上の記録が可能です。
  • PHOTO YODOBASHIfpシリーズに比べるとスピード・確度ともに格段に向上していました。ちょっと感激。シャッターボタンを半押ししながらダイヤル上、ダイヤル下とプッシュすると、AFポイントがダイレクトに上下に移動します。(左右の移動はなし)
  • PHOTO YODOBASHI刷新されたUIは、できる限り浅い階層までで解決できるメニュー構成となっており直感的な操作が可能です。革新的なだけに少々慣れは必要かもしれませんが、使い込んでみたいと思わせてくれるカメラですね。カラーモードに「リッチ」と「カーム」が新しく追加されました。リッチは色鮮やかで印象的。またカームは彩度を抑えた落ち着きのある画作りで、なんとなくBFの世界観にマッチしている気がします。
  • PHOTO YODOBASHI動画フォーマットはfpシリーズにあったCinemaDNGが省略され、L-Logが追加されています。外部ストレージに記録する機能も省略。撮影後にストレージを繋いでファイルを転送するのは可能です。
  • PHOTO YODOBASHIカメラ上面はマイクロフォンとシャッターボタンのみ。シャッターボタンの感触も上々です。
  • PHOTO YODOBASHI背面からみて右側面はストラップホールのみ。シンプルかつ耐久性の高い丸紐ハンドストラップがオプションで用意されています。ブラックとグレーの2色展開。
  • PHOTO YODOBASHI背面からみて左側面はUSB Type-C端子のみ。高速充電とデータ転送、外部マイク・ヘッドホン出力に対応。USB type-Cで接続する専用のケーブルレリーズもオプションで用意されています。
  • PHOTO YODOBASHI底面には三脚穴とバッテリーリリースレバーを配置。バッテリーは新型のBP-81。バッテリーが本体のフタを兼ねるタイプで、ダブルロックの機能はありません。オプションで充電器も用意されています。

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Sigma 300-600mm F4 DG OS|Sports

シグマでは初の「白レンズ」

  • レンズ
  • 2025年4月発売予定

F4固定の大口径超望遠ズームレンズです。ズームアウトできるロクヨンという捉え方になるとおもいますが、「遠くを撮る」に限った撮影においても、ちょっと引きたい時が結構ありますよね。それをF値不変で行えるのは大きな武器になりそうです。スポーツイベントはもちろん、野生の動物にも威力を発揮してくれるでしょう。マウントは、LとソニーEをご利用になれます。重さは600mmF4の単焦点レンズと同程度、4kgほどの重さですが、手にしてみると「凄い写り」を連想させるようななかなかの重量でした。600mmで5.5段分の手ブレ補正の手助けを借りれば、手持ち撮影もアリでしょう。遮熱塗装とマグネシウム合金を採用したボディに、新たに搭載されたファンクションリングをはじめとした数々の機能が搭載された、まごうことなき「白レンズ」です。

  • PHOTO YODOBASHIドロップインフィルターのホルダーが備わっています。
  • PHOTO YODOBASHI手ブレ補正のモードは1が通常時、2がパンニングなど向け。
  • PHOTO YODOBASHI三脚座には90度のクリックが設けられている。クリックのオン/オフを切り替えるスイッチも搭載されています。手前からフォーカスリング、ズームリング、ファンクションリング(白)。フォーカスのプリセットなどが行えるファンクションリングは新たに搭載された機能。
  • PHOTO YODOBASHIワードマーク(ロゴ)も刷新。

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Sigma 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary

ズーム倍率18.8倍はミラーレスカメラ向けレンズとしては世界初

  • レンズ
  • 2025年4月(Lマウント/Eマウント)
  • 2025年5月(Xマウント/RFマウント)

APS-Cフォーマット対応の高倍率(18.8x)ズームレンズです。広角から超望遠までこれ一本でカバーできるので、あらゆる被写体やシーンでレンズ交換なしで使える一本。沢山のレンズを使って来ても、わりとこういうレンズが手元に残ったりするのはやはりその利便性でしょうね。最大撮影倍率も1:2ということで、まさに万能。特に動画派は必携ではないでしょうか。

  • PHOTO YODOBASHIフジXマウント用のワイド端。実際に持ってみると数値以上に軽い!手馴染みも良いです。ボディに近い側からフォーカスリング、ズームリングとなっています。
  • PHOTO YODOBASHIテレ端。18.8倍ですから、鏡筒がにょーんと伸びます。手ブレ補正の効果(ワイド端で6段、テレ端で4.5段分)で、ファインダー内の像は安定。
  • PHOTO YODOBASHIズームのロックスイッチも装備。

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Sigma Iシリーズ リニューアルモデル

Sigma BFと組み合わせることで統一感のある撮影システムを構築

  • レンズ
  • 2025年4月

IシリーズのLマウント対応レンズ全9機種において、従来のブラックに加え、新たにシルバーがラインアップ。同時発表のSigma BFのシルバー、ブラックと色味等を合わせたデザインになっており、組み合わせることで統一感のある撮影システムが構築できる。(ソニーEマウント対応モデルについては、従来どおりブラックのみの展開になるようです。)光学設計に変更はなく従来どおりの描写性能をお楽しみいただけます。