PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
Nikon
波に乗るニコンらしい、活気あふれるブース
初日の午前中からニコンブースは大盛況でした。ブースを「黒エリア」と「白エリア」に分けた意匠は昨年と同じ。製品に軸足を置いた「ハード」の黒エリア。「撮る」「遊ぶ」というライフスタイル提案に寄せた「ソフト」の白エリア。年季の入ったベテラン(あえてあの呼称は使わないところがエライ)だけではなく、新しいニコンユーザーを積極的に取り込みたいというニコンの意気込みが伝わってくるブースの作りです。2つのエリアを合体させて見えてくるのは、ニコンが考える世界観。お見事です。
NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
Noctに続いて固有名称を冠した2本目のZレンズ。その事実がすべてを物語る。
- レンズ
- 発売中
発売からまだ4ヶ月という生まれたてほやほやのレンズですが、このレンズの驚愕の描写性能については、すでにフォトヨドバシでもレポート済みなので覚えている方もいらっしゃるでしょう。まぁとにかく恐ろしいほどによく写るレンズであります。やはりブース内でもひときわ存在感を放ち、たくさんの方が手に取ったり、近くで眺めてはため息をついたりしていました。Plenaで花を撮る体験コーナーがありましたが、このレンズがずらりと並ぶさまは圧巻。最近はレンズやボディの価格に対する感覚が麻痺していることは否めませんが、それでもこのレンズが40万円を切るんですから(2024年2月時点、ヨドバシカメラでの税込販売価格)、これは安いと思いますよ。
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
軽くて、小さくて、買いやすい。そして写りは最高。
- レンズ
- 発売中
このレンズ、ただ者ではありません。フォトヨドバシで連載中の「新宿光学綜合研究所」で原田研究員(このレンズの設計者である原田壮基氏)が「Z 50mm f /1.2と同じ思想で設計している」と自ら告白している通り、描写性能は手抜きなし(もとよりニコンに手抜きのレンズなどありませんが)。そんなレンズが40,560円(2024年2月時点、ヨドバシカメラでの税込販売価格)で買えてしまうんですから、買わない手はありません。っていうか、もう買いましたよね?。
Z 8
フラッグシップZ 9と遜色ない性能。スチルにもムービーにも威力を発揮する多方位型のボディ。
- カメラ
- 発売中
発売が昨年5月ですから、CP+初お目見えということになります。センサーや映像エンジンはZ 9相当。有効約4,571万画素(総画素数5,237万画素)の積層型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを搭載し、映像エンジンもZ 9と同じEXPEED 7を搭載しています。Z 9との棲み分けはグリップとシャッターですが、それだけでも購買層や使い方は変わるわけで、より多くの方に、より自由に使ってもらえるようになったのがZ 8というわけです。つい最近、最初のファームアップが施されてさらにパワーアップしたZ 8です。
Z f
「頼りになる相棒」がついにフルサイズに。
- カメラ
- 発売中
昨年のCP+ではZ fcのブラック、およびプレミアムエクステリア張替サービスが話題になっていましたが、今年はZ fです。かつてのFE/FM系から脈々と続く、ある意味ニコンを代表するボディカテゴリーですが、そんないつもそばにいてほしい、頼りになる相棒がついにフルサイズになりました。いきなりZ 8やZ 9には行きづらいものがあると思いますが、Z fなら気後れすることはありませんし、ファッションも選びません。じゃあベテランは使わないか? というとそんなことはなく、FE/FMの時代からメインボディに対する脇差として、腕に覚えがある方々にも大いに愛用されてきたボディであります。それがフルサイズになったのですから、もうこれ以上何を望めばいいのか? ってハナシです。カジュアルな展示もZ fにマッチしていましたね。