PHOTO YODOBASHI
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さて、そんなことがありながら始めた卓球のはなし。
愛ちゃんたちのおかげで今やずいぶん注目されるスポーツになっていますが、ずっとネクラと言われていた時代を過ごしました。そりゃそうですよね、白いボールを邪魔しないよう卓球台は黒か濃い緑、ユニフォームも暗い色ばかりの、灰色の地味なスポーツ…よくぞ時代が変わってくれました。ところで僕のラケットはかつて世界を席巻した「中国式」ペンホルダーです。威張れるほどには強くなかったのですが、手首を使い過ぎて腱鞘炎になるほど、試合中にボールを拾おうとしてぎっくり腰になるほど、卓球に明け暮れました。
しかし社会人になると、練習不足でボールの回転感覚がつかめなくなり、トレーニング不足で持久力もなくなってしまいました。かといって頭の中はぴちぴちの20歳の記憶ですから、いろんな場面で自分に腹を立てることが多くなってしまいました。
せいぜい温泉卓球で素人さんをイジっている中で、スカッシュに出会ったのです。手首は使わないし、回転要素もなく、球拾いの時間など無いも同然。目まぐるしく、逃げ場もなく、(多分)酸素も薄く、短時間で大汗、したたかに疲れ、しかしすっきりとした達成感を味わえるのは、短気で時間余裕のない僕にはピッタリでした。ジムの会員になった頃、僕をコートに誘い入れて手ほどきして下さったSさん、僕にとって命の恩人です。あ、その後何十年もやっていますが、上手か下手かは聞かないで下さいね。