PHOTO YODOBASHI
ヨドバシカメラ公式オンライン写真マガジン
OLYMPUS マクロコンバーター MCON-P01
[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ
マスターレンズに装着することで、手軽にクローズアップ撮影が楽しめるマクロコンバーター。対応するレンズは単焦点のM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8をはじめ、各種ズームレンズがありますので詳しくはメーカーサイトにてご確認ください。あまりかさばらない薄型ですから、ポケットやバッグに入れて携帯できます。装着方式はバヨネット式。もっとちょっと近づいて大きめに撮りたいなというシーンに出くわしたら、ワンタッチでマスターレンズの先端に取り付けるだけです。装着する前と後での解像感はほとんど変わらずといった印象で、ボケ量は非装着時に比べて増します。ピント合わせはシビアになりますが、そうする時間すらもきっと面白くなるでしょうから、ぜひ手にしてみてください。本コンバーターに加え、ワイドコンバーター、フィッシュアイコンバーターがセットになった3CON-P01もあります。各種コンバーターを大人買いしてしまうというのもいいでしょう。表現の幅が一気に広がりますよ。
( Photography : A.Inden & Z II / Text : KIMURAX )
装着により最短撮影距離が縮まるので、日頃のテーブルフォトにも重宝しそうです。ぐっと寄ったリアリティのある画のほうが、うんといい香りがしてきそうですしね。
描写や発色も良好。このようにマスターレンズの性能を損なうことなくクローズアップができるのは頼もしいものです。やはり純正の利でしょうか。こういったアクセサリーまでラインナップしてくれているのは実にありがたいことです。
前後のボケ味から浮かび上がってくる和紙。その乾いた感触までもが伝わってくるようです。ズームレンズに装着する場合、メーカーはテレ端の使用を推奨しているのですが、細心の注意を払いつつちょっとだけワイド側も試してみました(笑)。おそらくテレ側の方がより倍率が高くなるからなのでしょうが、どうやらワイド側でもいけるようですね。画角選択が自由にできるのは好都合です。
息を潜めながらのピントあわせ。このドキドキしながらの緊張感、やっぱりいいものです。小さな被写体だからこそ、ピンの置き位置で画の印象はガラッと変わってきますのでいろいろと工夫してみてください。急ぎつつも、心を落ち着けて。じ~っくりと楽しみましょう。
( 2014.07.15 )
もうちょっと寄りたいけれど、マクロレンズまでは…という方にもおすすめ。お持ちのレンズの先端に付けるだけで、新たな世界が開けます。コンパクトですから、旅のバッグに忍ばせておきましょう。