SONY α7R II, SEL35F28Z Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA, 1/640, F8, ISO 100, Photo by NB

SONY α7R II | SHOOTING REPORT

α7 II、いわゆる「無印」に続いて発売になったSONY α7R IIのシューティングリポートをお届けします。さて、いきなり質問です。デジタルカメラの画素数は多ければ多いほどいいのでしょうか?デジタルカメラについてよくご存知の方は答えを知っていますね。「理論的にはYesだけど、現実問題としてはそうとも言い切れない」というのが答えです。「そうとも言い切れない」というのはつまり、弊害もあるということです。しかしですよ。火をおこすことから宇宙ステーションの打ち上げに至るまで、歴史上のすべての技術革新は、目の前に立ちはだかる問題を解決することによって成し遂げられてきたのです。有効画素数約4240万画素。この途方もない画素数の裏で、ソニーがどう問題を解決し、我々を新たな世界へ導いてくれるのか。余計な話は抜きにして、これはもう、見た方が早いです。

( 写真 / 文:NB )

SONY α7R II, SEL35F28Z Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA, 1/60, F2.8, ISO 125, Photo by NB

まずα7R IIの概要を簡単に。ボディはα7 IIと同じ形状ですが、実は材質が違います。こちらはフルマグネシウム。初代のα7/α7Rが出た当初、ボディ剛性に関して少し話題になったのはまだ記憶に新しいですが、これがソニーの怖さです。きっちり倍返ししてきました。フルサイズ対応の5軸手ブレ補正機構を内蔵しているのはα7 IIと同じ。ファストハイブリッドAFもさらに進化しています。動画は全画素読み出しの4K動画撮影が可能。そしてセンサー。上にも書いたように有効画素数約4240万画素。しかも裏面照射型CMOSです。あと、ビューファインダーが倍率0.78倍とかなり見やすくなっていて(「T*」の赤い刻印が眩しい・・)、これは今回の撮影中にもとても強く感じました。

SONY α7R II, SEL35F28Z Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA, 1/125, F8, ISO 100, Photo by NB

画素数が多いというのはつまりこういうことです、という分かり易い画をご覧ください。細かい葉がみっしりと集まっていて、そこに光が当たって反射しているという被写体。いわゆる高周波な画ですが、画像をクリックするとクロップした原寸の画像をご覧いただけます(もう一度クリックすると元に戻ります)。クリックしたあなた、あなたは今「うわー」って言いましたね?もう、そんな言葉(?)しか出てこないですよね。とにかく目の前にある情報は全部取り込む。きっちり解像しつつも、わざとらしさ、目が痛くなるような感じが無い。人間の目が見ているのと同じ感覚。

SONY α7R II, ZEISS Loxia 2/50, 1/5000, F2.5, ISO 100, Photo by NB

次は、逆に人間の目では捉えきれないスピードと細かさを持った画を。テトラポットにどどーん!砕ける波頭。こちらもクリックで原寸クロップが表示されます。あ、また言いましたね?「うわー」って。

SONY α7R II, ZEISS Loxia 2/50, 1/60, F2.8, ISO 400, Photo by NB

ちょっと冷静になって室内の写真など。写真は常にレンズとセンサーの協業で出来上がるものなので、撮った写真からセンサーのことだけを取り上げて語るのは難しいのですが、逆に言えばレンズだけ良くてもいい写真は出来上がらないわけで、そんな感じでご覧いただければ。それにしても古い椅子のビニールの質感や色合い。ハイライトからストンと落ちた暗部の、でもそこに何かある「気配」、分かっていただけますでしょうか。

SONY α7R II, ZEISS Loxia 2/50, 1/60, F2.0, ISO 400, Photo by NB

室内から中庭を望む。少し曇り空だったことに助けられてはいますが、窓の外にある花に露出を合わせつつも、室内のディテールも表現する。アウトフォーカスだからこそ、ピント以外の要素でどう室内の雰囲気を伝えるか。暗部の粘りやしっかりした発色があるから、それが伝わるのです。

SONY α7R II, ZEISS Loxia 2/50, 1/60, F2.8, ISO 500, Photo by NB

話が逸れますが。茨城県の水戸には水戸芸術館という素晴らしい施設があって、私はしばしばそこへ行って絵を見たり、音楽を聴いたりしています。そういう時間の貴重さを、年を経るごとに強く感じる今日この頃。そんな時に必ず寄るのが、水戸の泉町にあるcafe RINというお店。いつか撮らせてもらいたいと、ずっと思っていました。

SONY α7R II, SEL35F28Z Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA, 1/160, F2.8, ISO 102400, Photo by NB

このザラザラの画は何かというと、設定可能な最高感度である「ISO 102400」で撮影したもの。閉店後のショーウィンドウですが、店内も外もほぼ真っ暗というシチュエーション。当然ノイズだらけ、使い方としてもかなり限定的でしょうから、あくまでもご参考ですが。それでも「このぐらいには写るんだ?」とむしろ感心してしまいました。ちなみにこの感度で撮影したものをモノクロに変換すると実にいい感じになります(笑)。

SONY α7R II, ZEISS Loxia 2/50, 1/60, F5.6, ISO 5000, Photo by NB

こちらも高感度での撮影。上のに比べれば可愛いもんよのISO 5000です。これだったら、このぐらいの大きさの画像をディスプレイに表示させる限りはぜんぜん実用範囲内ですね。

SONY α7R II, Leitz Hektor 13.5cm f4.5, 1/400, F11, ISO 100, Photo by NB

Eマウントの面白さと言えば、アダプターさえあれば使えないレンズは無い!っていうぐらいの他社レンズ適応性。特にフルサイズのα7シリーズが出てからはレンズの味わいを余すところ無く堪能できるようになり、楽しみが一層広がりました。当然手ブレ補正機能なんて内蔵していない、というかそんな概念すらなかったオールドレンズのマニアには、α7 IIでボディに手ブレ補正機構が内蔵されたことは朗報だったに違いありません。実は私もオールドレンズが大好き。今回も試みに古いライカ用のヘクトール 135mmで撮影してみました。80年近く前に作られたレンズがこの写りです。レンズの世界は奥が深いとしみじみ。

SONY α7R II, SEL55F18Z Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA, 1/2000, F5, ISO 100, Photo by NB

α7R IIを小脇に抱えた、駆け足の撮影旅行も終わりに近づいてまいりました。ふと我に返ると、「画素数が多いことの弊害」なんてものはすっかり忘れて撮影にのめりこんでいる自分がいました。そりゃ細かく見ればいろいろあるのかも知れません。これを作っているソニーとしても、まだまだ解決すべき問題はあるのでしょう。でも、少なくとも私はそんなものは微塵も感じませんでした。嘘偽り無く、非常によく出来たカメラです。あまりによく出来過ぎていて、少々拍子抜けするぐらい。

PHOTO YODOBASHI

他に代わるものが無い、4240万画素のフルサイズEマウント。

以上、α7R IIの作例をご覧いただきました。最初にα7/α7Rが出た時には本当にびっくりしました。Eマウントのフルサイズ。しかもあの画素数。私が欲しかったのはこれだ!と、飛びついて買いました。あれから大した時間が経っていないのに、すでにここまで進化していることの凄さ。カメラの日進月歩は今に始まったことではありませんが、今回、このカメラを使ってみて改めてそれを感じました。唯一好きになれなかったファインダー部の出っ張りも、今となってはα7シリーズのアイデンティティにも思えてきて、愛おしくさえ感じる昨今です。正直、少々お高いです。しかし、モノの価値というのはプライスタグに書かれた数字や、他の製品との比較だけで決まるものではありません。他に代わるものが無くて、かつそれがどうしても欲しいなら、買うしかないのです。自分が幸せになるための、その対価だと思えば安いものですよ。たぶん、ですが。

( 2015.08.09 )




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フルサイズ対応の5軸手ブレ補正機構は世界初搭載。高画素機ですが、ブレを気にせず超絶画像を堪能できます。さぁ、カートに入れて、ぜひ新たな世界へ旅立ちましょう。

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α7Ⅱ専用の縦位置グリップはホールド性を高めるだけでなく、カスタムキーが豊富で操作も快適です。もちろん、カメラボディ同様に防塵防滴に配慮されています。

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カール・ツァイスのフルサイズ用レンズをAFで使えるのはソニーのボディだけです。Distagon設計、8群10枚の贅沢なレンズ構成が魅力の一本で、ラグジュアリーな画を堪能して下さい。

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Planar設計のダブルガウス型で収差を徹底的に抑えた味わいのある描写は、あえてMFを使うことでより深みを増します。

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バッテリー残量を液晶に1%刻みで表示するインフォリチウム機能を搭載。撮影を存分に楽しむために、予備バッテリーは必須アイテムです。

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Mマウントレンズでの撮影を行えるマウントアダプターです。高精度なヘリコイド、金属リングのローレット加工で操作性は折り紙つき。

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撮影時の液晶モニターはピント拡大や各種設定の確認など、大事な役割を持ちます。指紋が付きにくく、汚れから守ってくれる保護シートをぜひ。

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