SONY α77 II | SHOOTING REPORT

APS-Cサイズのセンサーを搭載したAマウントボディとしては最上位に位置していたα77が、発売から2年半を経て待望のアップデートを果たしました。目玉といえるAF測距点数の大幅な向上と、スペックからは見えにくい多くのブラッシュアップを含んでいます。Aマウントに限らずEマウントやレンズ固定のカメラなど意欲的な製品を積極的にリリースしてきたソニーですが、その間の技術向上をしっかりフィードバックしたモデルと言えるでしょう。いわゆる "一眼レフ" の形状を踏襲した使いやすさと、透過ミラー技術による高速AF・高い連写性能が特長のAマウントボディ。位置づけとしてはミドルクラスになりますが実質的にこのマウントを牽引してきたモデルであり、本格的に写真撮影に取り組むにはうってつけの1台です。今回はキットとして販売される DT 16-50mm F2.8 SSM との組み合わせで、梅雨のひとときを撮り歩いてみました。このパッケージ、はっきり言って「良い」と思います。

( 写真:Z II / 文:48 )

センサーを刷新すると共に最新の画像処理エンジンを搭載し、最先端の画が得られるボディとなりました。雨粒一滴を描いてくれる精細さは見事なもので、撮って出しのJPEGでこのリアリティがあります。世代を重ねるほどに良くなっていくのがデジタルの世界、まだまだ動いてくれるボディがあっても、新しいモデルが気になるのは当然のことですよね。

潤いのある被写体は雨天の楽しみ。いわゆる大口径標準ズームレンズですがAPS-Cサイズ用ということで取り回しもよく、ふと気になったものをすぐに捉えることができます。AFのレスポンスは本当に良くなりました。元々使いやすいボディですから使っていて違和感なく、テンポの良い撮影ができます。

雨滴が着地する様子を連写で狙いました。チルト液晶モニターは可動域を増し、様々なポジションでの撮影を可能にしてくれます。さすがに腹ばいになるのは躊躇される場面ですが、こういった写真を難なく撮れるのはデジタル時代の恩恵ですね。

あいにくの雨でも、お祭りは特別な日。傘やレインコートで着飾った子どもたちが縁日の夜を楽しんでいました。最高感度が1段上がって耐性が増していることもありますが、明るいレンズとの組み合わせもあって夜のスナップをストレスなくこなせます。

 

動体撮影こそ、このカメラの本分ですね。測距点数が79点と大きく増え、エリアも拡大して使いやすくなりました。連写性能の良さも相変わらずで、動き回る被写体を収めるには最適なカメラと言えます。カメラはしっかりと働いてくれますから、あとは撮影者の腕にかかっているということですね。

雨が塵を洗い流したかのようにヌケの良い日になりました。レンズによるところがあるとはいえ、近年のセンサーから生み出される画は従来に比べてひと皮もふた皮も剥けた印象があります。JPEGでそのまま使っても良い具合の画作りですから、カメラに詳しくない方にこそ最新のボディをおすすめしたいと思うのです。

強い太陽の光に押されていますが、ビルのシャドウ部分を見ると粘り強くトーンが残っていますよね。こういった画を見せてくれると、露出はもうある程度カメラに任せてしまおう、なんて横着したい気持ちになります。

パッションフルーツの瑞々しい断面を一枚。スプーンですくって口に入れると、鮮烈な甘酸っぱい味が広がります。サイダーやアイスクリームなどと一緒にいただくと、強い酸味が良いアクセントとなっておすすめ。撮影ついでに是非どうぞ。

 

その瞬間を撮るための、必然的な姿がここにある。

ミラーレス一眼が目覚ましく発展している背後で、α二桁台のボディ(すなわちAマウントボディ)は王道的なカメラ形状を踏襲してきました。小型化・軽量化のニーズがある一方で、写真を撮る道具としての一つの回答は確かにここにあります。一見するとマイナーアップデートに見える本製品ですが、それは「α77」が元々しっかりと練りこまれたボディである証拠。前モデルをお使いの方にはもちろんですが、一眼レフを触ってきた方なら違和感なく使うことができ、すぐに撮影に集中できるようになるはずです。画質・レスポンス・操作性、いずれも高い水準にあり、メインカメラとして使うに相応しい1台と言えます。

今回撮影に使った DT 16-50mm F2.8 SSM との組み合わせが上の写真になりますが、大人の男性の手に丁度しっくりくるサイズで、大変に使いやすいセットだと感じました。カメラというものは小さすぎても使いづらく、大きすぎれば持ち出しにくいわけで、最適解といえるのはこのようなパッケージかもしれません。APS-Cボディをメインシステムに選ぶ際のネックに(フルサイズと比較した)ファインダーの小ささがありますが、光学ファインダーを排したαシリーズにその制約はありません。現在のEVFでも十分実用的な性能ですし、光学ファインダーでは実現できない使い勝手の良さもあり、技術向上によってより見やすく・使いやすく進化していくことも疑いないのです。そう考えれば、積極的な意図を持ってAPS-Cというフォーマットを選ぶのもおおいに"アリ"だと思いますし、ようやくそんな決断ができる時代になったとも言えますよね。

αシリーズのエントリーモデルで写真の世界に入った方や前モデルをお持ちの方、もちろんこれからデジタル一眼にチャレンジしたい方にも。
キビキビとした動作と画質に磨きをかけて、撮り手の意欲にきちんと応える"充実の一台"です。

( 2014.06.20 )




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本記事で使用した大口径標準ズームレンズがついたセット。これだけで、写真撮影の楽しみを大いに堪能できることでしょう。初めての方もぜひ。

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すでにAマウントシステムをお持ちの方なら、ボディだけという選択肢もあります。α77からの買い替え? もちろんお勧めです。

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予備バッテリーはいかがでしょうか。ちょっとした旅行にも、日々のスナップにも、スペアがあれば安心です。

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純正のモニター保護シート。せっかくですから新品のうちに装着を。

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ちょっと本気に使うなら、縦位置グリップがおすすめ。ホールディング性が格段に向上します。大きくなるのも、むしろ格好いいですよね。

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ワンランク上の撮影は、光のコントロールから始まります。そろそろいかがでしょうか。

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