SIGMA 18-125mm F3.8-5.6 DC HSM

[ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率  
[単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ

小さなカメラボディに軽量かつコンパクトなレンズをつけるということは、撮影現場で軽快に撮れるということだと思います。大きくて目立つレンズを振り回すのが良いという時代もかつてはあったと思いますが、カメラの存在感を撮影者が気にしなくて良いというのは結果に大きく現れる気がします。そっと、静かに、その場の空気を持ち帰る。現代の写真の醍醐味だと思うのですがいかがでしょうか。18-125mmというズーム域は普段撮り歩くには丁度いいズーム域です。そしてこのレンズ、最短が35cmと結構寄れるので、カメラバッグに他のレンズは入れなくても良くなりそうです。

( Photography : M.Ito / Text : T.Nakanishi )

ピントのあっている葉はしっかりシャープ。ハイライトに近づくについれて滲んでいく感じがいいですね。コントラストもしっかりあって、安心して使えそうです。

今度は一転ローキーの写真を。闇の中から浮かび上がっていくかのようなシャドーの表現は見事です。トーンをしっかり繋げてくれる描写だということが言えるでしょうね。

人工物のラインの描き方はどうでしょう。近景から遠景まで、縦横のライン共にシャープに描かれています。手前のタイルの質感もリアルです。